B1残留争いチーム紹介:島根スサノオマジック
19-20シーズンB1残留争いをしている5チームを紹介するこの企画。
初回は、西地区6位の島根スサノオマジックです。
まず、島根スサノオマジックをスタッツで見ていきましょう。
3月10日時点で39試合を戦い、11勝28敗(勝率.282)の島根スサノオマジック。これはB1全体で16位の成績です。
チームのオフェンス力はB1クラブの中で低く、平均得点は70.6得点で全体16位。100ポゼッションにおける得点数を意味するOrtg(オフェンシブ・レーティング)では、B1リーグ最下位です。
3PA(3Pシュート試投数)は926と、B1の中でも多い方ですが、3P%(3P成功率)は31.4%で全体15位低くく、効率的ではありません。
注目選手
注目選手は、ロバート・カーター選手、ブライアン・クウェリ選手、相馬卓弥選手、北川弘選手の4人。
ロバート・カーター選手はリーグ4位の21.2得点、クウェリ選手はリーグ8位の19.3得点をマークしているリーグ屈指のスコアラーである。
相馬選手はチーム日本人トップの8.0得点をマークしているシューティングガードで、爆発力のある得点力が魅力の選手である。
北川弘選手は、ポイントガードとシューティングガードを兼ね備えるコンボガードであり、要所で的確に決めてくる3Pシュートが特長の選手だ。
チーム戦術
前述の通り、オフェンス力が低いチーム状況の中、島根のオフェンスはハーフコートバスケットでセットプレーを作りこむバスケットを多用する。
ディフェンスはゾーンディフェンスはあまり行わず、マンツーマンディフェンスで守っていくことが多い。
Key player:納見悠仁選手
島根がB1残留する上で、キーマンになるのが納見悠仁選手だ。
12月に特別指定選手として、青山学院大学から島根に加入した納見選手だが、まだまだその高いポテンシャルを十分に発揮しきれていない。
ディフェンスでは相手チームのエースとマッチアップして止めるなど高い貢献を見せているが、オフェンスではリングに嫌われることが多い。
期待しているのは3Pシュートだ。現在の3P%が14.3%だが、ここが30%以上になってくると平均得点は増えていくだろう。
納見選手が1試合5得点以上とれるようになると、島根はB1残留に大きく近づくはずである。
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