島根スサノオマジック・選手評価【2019-20】

島根スサノオマジック・選手評価

ロバート・カーターJr.

最終評価・A+

島根スサノオマジックのエースとして、チームを牽引したカーター選手。

B1トップクラスのフィジカルに、クイックネスも兼ね備え、B1で5位となる平均21.2得点をマークしました。

ディフェンスも優秀で、オフェンス・ディフェンス両面でチームを支えてくれたツーウェイプレイヤーでした

PFながら3Pシュートも打てる、いわゆるストレッチ4としてのプレーができ、1試合平均で2.7本の3Pシュート成功をマークしました。

しかし、3Pシュート成功率は34.0%と高くないのがカーター選手の課題でした。

来シーズンも島根にいるか分かりませんが、本当に今シーズン来てくれてありがとう!好きな選手でした。

・良さ フィジカルの強さ、クイックネス、シュートレンジの広さ

・課題 3P成功率の低さ(34.0%)


ブライアン・クウェリ

最終評価・A+

カーター選手と同様に、チームのトップスコアラーの一人だったクウェリ選手。

フィジカルの強さに加え、高いバスケットボールIQを持っていて、凄く頼りになる選手でした。

クウェリ選手もシーズン平均19.6得点(リーグ8位)をマークしていて、リーグトップクラスのスコアラーだったんですよね。

クウェリ選手とカーター選手のデュオは良かったですね。2人ともプレーエリアが被らなかったのも良かったです。

島根のセットオフェンスのほとんどは、彼のスクリナーとしてのプレーから始まっていたと言っても過言ではありません。

シュートバリエーションも豊富で、ダンク・フローター、フックと様々なシュートムーブで得点をとれることも彼の魅力です。

課題はクイックネスのなさです。スピードのある選手とマッチアップすると、抜かされる場面が目立ちました。

また3Pシュートをほとんど打たず、シュートレンジが狭いという弱点もありました。

・良さ フィジカルの強さ、バスケIQの高さ、シュートバリエーションの豊富さ

・課題 クイックネスのなさ、シュートレンジの狭さ


ドゥワン・サマーズ

最終評価・B

シーズン途中にチームに加入してくれたドゥワン・サマーズ選手。

リーグトップクラスのシュート力に加え、クイックネスも兼ね備え、アウトサイドからのシュートやドライブで得点を量産することができるスモールフォワードでした。

ただBリーグに来るような外国籍選手はPFやCなどのポジションで、インサイドに強い選手が多く、バックコートがメインのサマーズ選手にとっては、フィジカル的に不利な環境であったのは否めなかったです。

ここら辺はスカウティングのミスですね。

結局7試合の出場しかなく、それが個人的には残念でした。それでも出場した7試合の平均得点は、平均17.4得点と高い得点力を見せてくれました


相馬卓弥

最終評価・B

島根の日本人選手の中でトップとなる平均7.7得点をマークした相馬選手

今季はB1個人通算1,000得点を達成するなど自身にとってもメモリアルのシーズンになりました。

相馬選手の良さは爆発力のあるオフェンス力です。逆に言えばムラがあるとも言えますが、乗ったときは本当に点を取ってくれます。

あとリムにアタックする姿勢が良いですね。島根の日本人選手はリムにアタックする姿勢が足りない選手が多いので。


北川弘

最終評価・B-

自身初のB1リーグでのプレーシーズンとなった北川弘選手。

相馬選手に次いで、チーム日本人選手で2位となるシーズン平均5.9得点、3.0アシストをマークし、自身がB1クラスのポイントガードであることを証明しました。

ハンドリング力はそこまで高くはないものの、ミスが少ないことが特長のポイントガードです。

堅実なプレースタイルで僕は結構好きですね。

良く3Pシュートを決めているイメージが強かったので、シーズンの3Pシュート成功率が29.1%しかないのは意外でした。

来シーズンも島根にいてほしい選手です。


納見悠仁

最終評価・C

特別指定選手として、島根に加入した納見悠仁選手。

高校時代は明成高校で八村塁選手と共にウィンターカップ三連覇を達成、青山学院大学時代ではチームのキャプテン、そしてエースとして大学バスケ界の名門チームを引っ張ったエリート選手です。

高いバスケットボールIQと豊富なハンドリングムーブに、ポテンシャルの高さを感じました。

課題はシュート力でしょう。3P%は20%は流石に低すぎますね。

来シーズンは3Pシュートをたくさん決めて、また納見選手自身がプレイメイクをする姿を観たいですね。


阿部諒

最終評価・C+

島根スサノオマジックでの2シーズン目を終えた阿部諒選手。

今シーズンはスタメンでの出場も増え、飛躍したシーズンになりました。

平均4.5得点はまずまずではないでしょうか。(評価甘い?)

ただ、1つ残念なのがシーズン前半はリムにアタックする姿勢があって良かったのですが、後半になるにつれてリムへ攻める姿勢がだんだんなくなったのが残念でした。

来シーズンは1年を通して、リムへアタックする姿勢が観たいですね。

3Pシュート成功率がもっと上がってくると平均得点ももっと増えていくと思うので、自身のステップアップとしても取り組んでほしいですね。


坂田央

最終評価・C+

身長193cmと長身ながら、3Pシュートも打てる坂田選手。

とは言え3P試投数は少なく、ペリメーター・ペイントエリアでのシュートは、(フィジカル的に)苦手としているので、現状はっきりとした強みがないのが欠点です。

来期は強みを見つけて、オフェンス面で絡んでいる姿が観たいですね。


後藤翔平

最終評価・C+

アグレッシブなディフェンスが持ち味の後藤翔平選手。

ディフェンスから流れを変えられるのが後藤選手の特長です。

課題はシュート力。特に3Pシュートは不得意であり、シーズンで3Pシュート成功率が13%と低調でした。

得点面での貢献がほとんどないというのが現状で、そこは正直物足りなさを感じます。来期はオフェンス面でも、チームに貢献してほしいなと思っています。

個人的には、3&Dとしてチームに貢献する姿が観たいです。


山下泰弘

最終評価・C+

キャプテンとして、若い選手が多い島根スサノオマジックを支えた山下泰弘選手。

フィジカル、シュート、ハンドリングともレベルが高く、バランスが良い選手です。

とは言え、ポイントガードとしてみるとハンドリング力が低いため、ポイントガードとして山下選手を起用した場面では、ハラハラしたというのが本音です。

来期はシューティングガードとして起用したいところです。


安部潤

最終評価・C

島根出身の安部選手。

今年の3P%は41.4%と高確率。

シューターとして求められている仕事をきっちりこなしている辺りが流石ですね。

まさにロールプレイヤーの鑑です。とはいえ、プレータイムが少なかったので最終評価は、個人的な評価はCになりました。


佐藤公威

最終評価・C+

個人的に、佐藤選手の今シーズンの印象があまりなかったのですが、それでも平均4.6得点をマークしているんですね。

長身でペリメーター当たりから得点が奪える日本人選手って、島根にほんといないので、佐藤選手は貴重な選手です。

島根のバックコート陣って身長が低い選手が多いので、長身で守れる佐藤選手の存在は大きかったです。


神里和

最終評価・C+

チーム随一のボールハンドリングとパススキルを持つ神里選手。個人的にかなり好きな選手です。

来期も契約してほしいなあ。

アップテンポのバスケを好む神里選手は、セットオフェンスで作りこむオフェンスが多い島根において、トランジションが速い展開へ持っていける貴重なポイントガードです。

課題は身長が低いところと3Pシュート成功率の低さですね。シュートタッチは良いのに、3P成功率は26.3%と低いのが課題ですね。

身長が低いのはどうしようもないので、3Pシュート成功率を上げたいところです。

ペイサーズのT.Jマコーネル選手のようなプレイヤーになってほしいです。

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