【島根スサノオマジック】三遠に逆転勝ちし、2020年開幕カードを白星で発進!!

2020年開幕カードを白星発進!!

2020年の最初の試合は、島根スサノオマジックのホーム松江市総合体育館で行われた。対戦相手は、bjリーグ時代から何度も対戦してきた三遠ネオフェニックスだ。

前半は三遠にリードを許す苦しい展開だったが、後半に入り積極的にスティールをしかけにいって逆転すると、そのまま島根が点差を広げて逃げ切り、68-57で島根が勝利した

島根は連敗を2でストップ。これで通算9勝18敗となり、チームがもつB1最多勝利数11(2017-18シーズン)まで残り2勝、そして同地区5位の滋賀に2ゲーム差と迫った。

三遠ネオフェニックス

試合展開

序盤の試合展開は重かった。1Qの得点は、島根 13- 24 三遠。

いつにも増してロースコアだったのには、理由がある。島根のスコアラーであるカーター選手とクウェリ選手を三遠の選手が見事に抑えていたからだ。

三遠のロバート・ドジャー選手(#1)とミッケル・グラッドネス選手(#32)は、高さもあり、またディフェンスとしても運動量が多く、とても良い選手だった。

しかし、得点源を抑えられた島根はタフな展開になった。しかも、この日は日本人選手のアウトレンジのシュートタッチも悪かった。1Qで13得点しかできなかったのには、そういう背景があった。

そういう状況を打開したのは、島根スサノオマジックのディフェンスだった。特に後藤翔平選手のディフェンスが良かった。

ファイトオーバーでスクリーンをかいくぐり、積極的にブリッツでスティールを狙った。後藤選手が2スティールをマークしたのは、偶然ではなく必然だった。

ブリッツとは

ディフェンスがボールマンに対してプレッシャーをかけている時に、突然もう一人がダブルうチームを仕掛けること。

後藤選手(左)

ディフェンスから流れをもってきたあと、試合を決定づけたのが本日の試合のMVP、神里和選手だった。

神里選手

チーム随一のボールハンドラーであり、パサーである神里選手は、チームのバスケをアップテンポに変えることができるPGだ。

今日もディフェンスからもってきた流れを、神里選手が更に引き寄せた感じがあった。

パサーとしても優秀で、クウェリ選手とのPnR(ピック&ロール)で10得点くらい創出していた

わずか15分の出場で、5得点5アシストなので貢献度はかなり大きい。ゲームMVPにふさわしい活躍だったと思う。

そして、忘れてはいけない選手がもう一人。

本日がホームデビュー戦だった納見悠仁選手(青山学院大学 #21)だ。

納見選手

PGとSGをこなせる、いわゆるコンボガードだが、やっぱり強豪青学出身なだけあってプレーが上手い。

運動量も多く、何よりリム(リング)にアタックする姿勢が良い

本日は無得点だったが、Bリーグの水に慣れれば1試合平均10得点くらいをマークできる選手になれそうだと感じた。

PGとしてどのくらいできるかはまだ不透明だが、ペイサーズのマルコム・ブログドン選手みたいな視野が広くて、得点のクリエイト能力も高い選手になってくれることを期待している。

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