広島カープのドラフト6位、矢野雅哉選手(亜大)の魅力

広島カープのドラフト6位、矢野雅哉選手(亜大)の魅力

今回は広島カープにドラフト6位で指名された亜細亜大学のショートストップである矢野雅哉選手を紹介していきます!

矢野選手は抜群の強肩を活かした広い守備範囲が特長の遊撃手です。

バッティングはスイングスピードに課題がありますが、ミート力は高く、2019年秋シーズンでは東都1部で首位打者を獲得しています。

それでは、矢野選手について見ていきましょう!

基本情報

ポジションショートストップ
生年月日1998年12月16日
出身亜細亜大学
身長/体重173cm/68kg
投/打右/左

20-80スケールで見た矢野雅哉選手

今回は矢野雅哉選手を「20-80スケール(図1)」で評価します。

(図1)20-80スケール

この「20-80スケール」では50をNPBの平均、20を最低、80を最高とし10ごとに区切った7段階に、ハーフグレードと呼ばれる45と55を加えた9段階で評価しています。

(例えば走力が70なら、NPBの中に入れても非常に優れた走塁能力の持ち主という評価になります)

更に知りたい方は「20-80スケールを使ったスカウティング的観戦のすすめ」が分かりやすいのでおすすめです!

それでは矢野雅哉選手の能力を見ていきます。

(図2)

矢野選手の「20-80スケール」が上の(図2)になります。NPB平均が赤、矢野雅哉選手が青です。 私の評価は打撃40、パワー30、走力55、肩80、守備60、全体50です。

矢野選手の強みは、何といってもその強肩です。肩の強さは、間違いなくNPBトップクラスです。ショートストップだと今宮選手と双璧だと思います。

そしてその強肩を活かした広い守備範囲が、矢野選手の特長です。

ショートストップの守備もNPBの一軍の平均的なショートストップの選手より優れていると思います。

というより、 ショートストップの守備は今宮選手(SB)、源田選手(西武)と同じくらい上手いです。フィールディングは源田選手というより、今宮選手に近いです

脚もプロの平均より速いです。ただ脚の速さだけで、プロの飯が食べれるかというとそうではないというのが私の感想です。

打撃に関してはまだプロの一軍レベルには達しておらず、特に長打力はプロの一軍レベルと比べると大きく劣ります。

スイングスピードは課題なため、これが速くなると更に良い選手になると思います。

動画


トップの形も良いですし、割れも出来ていて良いですね!

悪い癖がないので、課題であるスイングスピードが速くなっていけばもっと打率が残せるようになると思います。

通算成績

1年時は北村拓己選手(現・巨人)がショートのスタメンで出場していたため、控えとしてプレー。

後にプロ入りする北村選手の守備固めとして出場するなど、1年時から矢野選手のショート守備は定評がありました。

2年時からショートのレギュラーとして出場するも、東都の投手陣のレベルの高さに苦戦します。

2年秋の打率.067はリーグワースト、3年春の打率.188はリーグワースト4位の数字です。

しかし、3年秋に打率.415を残し、東都1部で首位打者を獲得!ちなみに盗塁も6個マークしており、脚でもチームに貢献しています。

 試合打席打数得点安打二塁三塁本塁塁打打点盗塁犠打飛四死球三振打率長打率出塁率OPS
1年春750000000000030.0000.0000.0000.000
1年秋320000000001100.0000.0000.5000.500
2年春1335273910010414430.3330.3700.3710.741
2年秋1340303200020155100.0670.0670.1750.242
3年春1344322600060148100.1880.1880.3180.506
3年秋135141101701019361960.4150.4630.5200.973
4年春コロナのためリーグ戦中止
通算62177130183411037791527320.2620.2850.3550.640

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