広島カープのプロスペクト(2017)

私はセイバーメトリクスが好きで、DELTA社のサイトもよく閲覧しに行くのですが、そこで「12球団最高の若手有望株は誰だ」という記事がありました。新人王の評価と違い、「各選手のキャリアのピーク時をイメージした評価」が前提で評価しています。また対象選手は、「2017年度中で25歳以下・投手の場合一軍通算100イニングまたは50登板未満・野手の場合一軍通算300打席未満」という条件で選ばれています。広島カープからは、9位に西川龍馬・23位に野間峻祥・24位に岡田明丈・26位に塹江敦哉がランクインしています。

しかし、まだまだ広島カープには有望株がいるぞと。DELTA社で紹介された4人以外にもプロスペクトがいるのでここで紹介したいと思います。選考基準はDELTA社の対象選手の条件を満たす広島東洋カープの選手で、その後は私の独断と偏見です!

1、高橋昂也

投打/左左 身長/181 体重/87

まず一人目は、2016年のドラフト2位高橋昂也選手です。上位(1・2位)で高卒投手を指名したのは、2009年で今村猛を1位で獲得して以来になります。

春先に腰を痛めていきなり出遅れたのですが、6月10日に2軍でズムスタデビューをしました。まず一番のストロングポイントは何を言ってもストレートの球威でしょう。オーバースローから角度のある140後半のストレートを投げ込みます!

また、オフスピードボールもフォークやスライダーの完成度が高いです。身体も高卒とは思えないくらい大きいですし、近年広島が指名した左腕の中では一番キャパのある選手だと思います。

そんな高橋昂也の課題は何でしょうか。私はカーブやチェンジアップなどオフスピードボールの中でも更に球速の遅い変化球が苦手なのかなと思いました。中継ぎならこのままでも十分通用すると思うのですが、ジョンソンの次のローテ左腕と期待しているので、緩急を付けられる変化球は必要だと思います。また3年夏の埼玉予選では37イニング無失点52奪三振と非常に支配的な投球をしていたのに、甲子園ではイマイチでムラがあるので、8割の投球で試合を作れるようになって欲しいです。

2、坂倉将吾

投打/右左 身長/178 体重/82

二人目は坂倉将吾です。2016年ドラフト4位で入団した高卒1年目の捕手です。彼の一番の売りはバッティングです。顔の後ろでバットを構え、テイクバックが小さいフォームをしています。このフォームの良い所は、投手に対して間が取れる点です。始動を早くしたり、また遅くなったりしにくいという利点があります。右足が着地した時に、バットがトップの位置にある、所謂「割れ」も出来ていて非常に完成度の高いフォームだと思います。ただ最近気になっている点があって、それは構えの位置が春先に比べて低くなっていることです。これだとテイクバックが大きくなり、どうしても始動が早くなります。この点は不安ですね。

また、坂倉はスローイングも正確です。2塁送球も1.9秒ととても早いです。また、キャッチングも投手陣から信頼されているようです。 課題はインサイドワークでしょうか。捕手はどうしても経験が必要なポジションなので、インサイドワーク等はファームで試合に出場する中で経験して覚えて欲しいです。時間がかかると思いますが、一歩一歩成長していってほしいですね。



3、サビエル・バディスタ

投打/右右 身長/189 体重/115

すでに一軍で出場し、6本塁打11打点を挙げている(7/8現在)バディスタ。彼のパワーはNPBにおいても規格外ですね。下の動画は痺れました。低めの変化球を見極めるアプローチも良いです。ファームでは146打数26三振と三振は少なかったのですが、一軍の試合では40打数12三振と三振数の多さが目立ちます。ファストボールに振り遅れる時があるので、ここは課題ですね。逆にオフスピードボールの対応は素晴らしいです。足は遅いので、守備をもう少し上達してほしいですね。

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