MLBの遊撃手は高卒と大卒どちらが多いか

こんにちは!先日、ベースボールチャンネルの「高卒の遊撃手は育たない?ロッテ・平沢と日ハム・平沼、入団3年目の育成に感じる球界の課題」を読みました。この記事を勝手に要約すると、下の3つになります。

・高校時代から活躍した選手がプロではコンバートされている

・遊撃手のレギュラーになっているのは、大学・社会人出身が多い

・高卒遊撃手の育成は、大学や社会人に劣っているのではないか?

「高卒遊撃手の育成は、大学や社会人に劣っているのではないか?」という問題提起は、色々考えさせられます。こういう問題提起は面白いですよね!おそらく、色々な解答があると思います。私は質の良い遊撃手が取れるなら、高卒でも大卒でも社会人でも良いと思います。

ふと、MLBはどうなっているのかなと気になりました。MLBもNPBと同様に、高卒より大卒の方がショートストップのレギュラーになりやすいのでしょうか?そこで今回はMLBの遊撃手は高卒・大卒どちらが多いか調べてみました。

MLBの球団と契約を結ぶ3つの方法

高卒・大卒と書きましたが、MLBの球団が選手と契約を結ぶ方法はドラフトだけではありません。まずはここから見ていきましょう。大きく分けて下の3つがあります。

①ドラフト

②アマチュアFA

③他国のプロを経て契約

ひとつずつ見ていきます。

①ドラフト

MLBでドラフト対象選手となるのは、アメリカ、カナダ、プエルトリコ在住の選手か、アメリカ、カナダ、プエルトリコの学校に通う選手です。

例)

カナダ ジョーイ・ボット(CIN)やジェームズ・パクストン(SEA)など

プエルトリコ カルロス・コレア(HOU)など

②アマチュアFA

ドミニカやベネズエラなどドラフト対象外国で、初めてメジャーリーグ傘下の球団と契約する選手はアマチュアFAとされます。毎年、7月2日から契約開始なのですが、この時点で満16歳になっている選手が契約の対象となります。

例)

ドミニカ ロビンソン・カノ(SEA)、ゲイリー・サンチェス(NYY)など

ベネズエラ ミゲル・カブレラ(DET)、ホセ・アルトゥーベ(HOU)など

③他国のプロ

日本、韓国、台湾、キューバ―など他国のプロリーグを経て、MLBの球団と契約を結ぶパターンもあります。プロリーグのある国の有望選手はその国でドラフト対象となっていることが多く、指名することが難しいです。これは高校時代、菊池雄星や大谷翔平で問題化されましたね。他国のプロを経てMLBの遊撃手になるパターンは、キューバの選手が多いです。

MLBの球団と契約を結ぶ3つの方法を見ていきました。それでは、いよいよ本題に入っていきます。

MLBの遊撃手は高卒・大卒どちらが多いか

今回は2015年~2018年(2018年6月現在)の4年間で、各30球団ショートストップ(遊撃手)として一番出場した選手が対象です。カテゴリーは、高校・大学・アマチュアFA・他国のプロの4つで分類しました。

2018年

まずは2018年から見ていきます。今年ショートストップのレギュラーとして出場している選手たちの中で、一番多いカテゴリーはアマチュアFAでした。アマチュアFAでは、グレゴリウス(NYY)選手やボガーツ選手(BOS)などがいますね。2番目に多いカテゴリーは大学でした。大学ではクロフォード(SFG)などがいます。3番目に多いカテゴリーが高校でした。

ただ、高く評価されている選手は高校からMLBの球団と契約した選手が多い印象です。高い評価を受けているコーリー・シ―ガ―(LAD)やコレア(HOU)、リンドーア(CLE)、マチャド(BAL)は全員高校からMLBの球団と契約した選手です。

参考資料

2017年

アマチュアFAと大学がほぼ同数です。その次が高校で、他国のプロ(主にキューバ)と続きます。

参考資料

2016年

2018年、2017年と構造は変わりません。アマチュアFAが最も多く、次に大学、高校、他国のプロと続きます。

参考資料

2015年

2015年は2016年~2018年と少し構造が違います。アマチュアFA>大学>高校>他国のプロという構図は同じなのですが、アマチュアFAの選手が半数を超えています。今から思うと2015年は世代交代の時期だと言えます。デレク・ジーターが前年(2014年)に引退し、リンドーアやコレア、シーガ―が出始めの時期です。その間を取り持つため、アマチュアFAの選手の割合が増えたのではないかと考えました。

参考資料

まとめ

過去4年間では、MLBのショートストップ(遊撃手)として活躍している選手のカテゴリーは、「アマチュアFA>大学>高校>他国のプロ」という構図は変わりませんでした。これがトレンドなのかもしれません。高卒と大学ではどちらが多いかという問題では、NPBと同じく大学出身者の方がショートストップとして活躍している割合が多いです。その一方、高く評価されているのは高卒のスタープレーヤーであり、この点もNPBと同じ傾向があるように感じます。

MLBとNPBの最大の違いは、アマチュアFA選手だと考えました。NPBの遊撃手は全員日本人選手ですが、MLBは他国からどんどん良い選手を引き入れています。質の良い遊撃手を確保するという点に置いて大きな差があるように感じます。これはNPBの課題だと感じます。

ドラフトだけでなく、他国から質の良い遊撃手をヘッドハンティングすることもアリだと感じました。

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