スタッツから振り返るB1西地区(12月終了時点)

スタッツから振り返るB1西地区(12月終了時点)

B1西地区の現在の順位

今回はスタッツからB1西地区を見ていきたい。

まずは順位から。

1位は19勝している琉球ゴールデンキングス。それを追うのが、16勝10敗で並んでいる島根と名古屋Dだ。

以下13勝13敗で広島、長崎、佐賀が並び、大阪、京都と続いている。

ネットレーティングから見るB1西地区

次にネットレーティングを見ていこう。

このネットレーティングとは、100ポゼッション当たりどのくらい得点が取れるかを表すオフェンシブレーティングと100ポゼッション当たりどのくらい相手チームに点を取られるかを表すディフェンシブ・レーティング。

このオフェンシブレーティングとディフェンシブ・レーティングの差である。

ネットレーティングで見ると、順位表とはまた違った姿が見えてくる。

ネットレーティングは島根、広島、琉球、名古屋D昨季CSに出場した4チームだけがプラス値を出しており、残りチームはマイナスの数値が出ている。

今後は島根、広島、琉球、名古屋Dとそれ以外のチームとで順位に差が開いてくると私は予想している。

PACEについて少し語ろう。

これは試合のテンポを表す指標である。

B1西地区は基本的に70前半をマークしているが、長崎だけが77.2と突出して高い

長崎は今季からB1に昇格したチームだが、トランジションオフェンスという色が既にあり、見てて面白いチームだと感じている。

ベーシックスタッツから見るB1西地区

今度はベーシックスタッツを見てみよう。

平均得点のトップ3は、島根・長崎・名古屋D。

平均失点のトップ3は、広島、佐賀、琉球だ。

ここで触れたいのは京都の平均失点だ。

昨季の京都は、平均81.0失点と固い守りを軸として戦っていたチームだが、今季は平均83.6失点と悪化。これはリーグワースト6位の数字である。

今季は岡田侑大選手と前田悟選手を迎え挑んだシーズンだったが、満田丈太郎選手と小澤智将選手という優秀なウィングディフェンダーが揃って退団した穴の方大きかった形となっている。

各チーム平均得点トップ3

最後に各チームの得点源について確認したい。

今村佳太選手の平均14.1得点は自身キャリアハイペースの数字である。FG%も昨季の36.0%から今季43.4%まで上がっており、ここの改善も素晴らしい。

安藤誓哉選手は、現在リーグ3位の平均20.2得点をマークしている。こちらもキャリアハイペースだ。

ただFG%が昨季の41.7%から今季38.2%まで下げている。

チーム事情的にどうしても打たざるを得ないところがあるかもしれないが、シュートの質の面では下がっている。

大阪はショーン・ロング選手とアンジェロ・カロイアロ選手の2ビッグ体制。

大阪はペイントエリアのシュート割合が全体の52%も占める特徴的なチームだ。

フィジカルが強いショーン・ロング選手と多彩なシュートとパススキルを持ったカロイアロ選手のデュオは非常に見ていてワクワクする。

今後は3人目の外国籍選手が存在感を出すとより強いのかもしれない。

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