シーホース三河、開幕戦を振り返る【島根スサノオマジック】
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新生三河、強い!
Bリーグの全クラブのなかで最も古い、1947年創設のアイシン精機バスケットボール部から歴史をもつシーホース三河。
そんな名門クラブは、近年2年連続でCS出場を逃していた。
昨オフ、チームを長年率いた鈴木貴美一HCが退任した。
新たに旗振り役として選ばれたのが、ライアン・リッチマンHCである。
リッチマンHCは、昨季NBAワシントン・ウィザーズでACとして活躍。
メリーランド大学時から旧知の仲だったジェイク・レイマン選手を引き連れ、三河の新HCに就任した。
三河の昨季のディフェンシブ・レーティングはリーグ15位の111.6。
決してディフェンスの良いチームではなかったが、開幕戦では島根をGame1,Game2それぞれ76得点、74得点に抑え、ディフェンス面で大きな改善を施した。
ハードなディフェンスをする石井選手、長野選手、久保田選手のバックコート陣、イ・デソン選手や中村太地選手など豊富なウィング陣、長いウィングスパンを活かしたディフェンスをするオーガスト選手、レイマン選手のビッグマン。
ハンドラー、ウィング、ビッグマンともに隙がなく、ガードナー選手のディフェンス力の低さを上手くカバーできている。
中地区は、SR渋谷・横浜・川崎の3強だと開幕前までは考えていたが、その3チームを食える実力は十二分にありそうだ。
レイマンがヤバい!
果たして私はこの2試合で、「レイマン、上手すぎる」という言葉を何回言っただろうか。
レイマンとは、三河10番のジェイク・レイマン選手のことである。
今季から三河に加入したニューカマーだが、この選手がヤバすぎた。
レイマン選手は、2016年NBAドラフト全体47位でオーランド・マジックで指名を受け、NBAでも複数年プレーした「バケモンプレイヤー」である。
206mのサイズに、Bリーグでは規格外の206cmのウィングスパンを持っており、加えて身体能力も高い。
攻守両面でチームのレベルを押し上げる2ウェイプレイヤーであり、正直島根は彼を止められなかった。
開幕2試合のスタッツは、平均17.5得点・5.0リバウンド・6.0アシスト・3.0スティール。
ドライブ・3ポイントに加え、パス能力も高く、更にスティールが異常に上手い。
バケモンだ。
彼は今季の台風の目になりそうだと感じた開幕カードだった。
マーティン選手の奮起に期待
安藤・ビュフォード・ケイのBIG3体制になって、今季で3年目。
各チーム、安藤選手・ビュフォード選手対策を打ってきつつあると肌で感じている。
そこで期待したいのが、新加入選手のハッサン・マーティン選手である。
ディフェンス面ではチームにフィットしているマーティン選手だが、オフェンス面では三河戦、ミスが目立った。
敵がハードショーした時のスリップ時のパスのキャッチミスやインサイドで何度もスティールされるなど課題が残る試合となった。
まだ27歳と若いため、まだまだ成長できるはずである。
課題を克服し、オフェンス面でのフィットに期待したい。
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