インディアナ・ペイサーズの2022-23シーズンを振り返る

インディアナ・ペイサーズの2022-23シーズンを振り返る

2022-23シーズンのインディアナ・ペイサーズで起こった出来事を振り返ります。

バディ・ヒールド選手がペイサーズの1シーズンにおける3ポイント成功数のクラブ記録を更新

ペイサーズ2シーズ目となったバディ・ヒールド選手

今季はフォワードとして80試合に出場し、平均16.8得点・5.0リバウンドをマークした。

特筆すべきは、今季の彼の3ポイント成功数だ。

シーズン288本の3ポイント成功数は自身キャリアハイ。NBA全体で見てもクレイ・トンプソン選手(GSW)に次ぐ、リーグ2位の数字だった。


ちなみに今季のヒールド選手の3ポイント成功数はペイサーズのレジェンドであるレジー・ミラー選手が1996-97シーズンに記録した229本を抜き、クラブ記録だった。

新人ネムバードが60試合以上先発出場

昨シーズンのドラフトで、ペイサーズが2巡目全体31位で指名した選手は掘り出し物だったようだ。

その名もアンドリュー・ネムバード

75試合に出場した試合のうち、実に63試合を先発で出場したというので驚きだ。

ルーキーシーズンでの341アシストはペイサーズのフランチャイズ記録であり、1試合平均4.5アシストはジェイデン・アイビーに次ぐ新人2位の記録だ。

クレバーであり、ショア。

これからのネムバード選手の活躍に注目だ。


マイルズ・ターナーが平均得点を始め、多くのスタッツでキャリアハイを更新

サボニス・ターナー体制が終わり、本格的にメインビッグマンとなったマイルズ・ターナー選手

今季の活躍は一言でいうと凄かった。

平均18.0得点・7.5リバウンド・FG%:54.8%とはそれぞれキャリアハイの数字。

従来のリムプロテクター・ストレッチ5としての役割を担いつつ、今季は更にスクリーナー・フィニッシャーとしての働きを担った形だった。

今年1月には2年の契約延長。

フランチャイズプレイヤーとして、チームと共に歩みを進める。


ベネディクト・マサリンがオールルーキー1stチーム入り

昨季ペイサーズが1巡目全体6位で指名したベネディクト・マサリン選手がオールルーキー1stチームに選出されたことは必ず書かねばならないだろう。

オールルーキー1stチームに選出されることはスタープレイヤーの一里塚的なところがある。

それに選ばれたということは、期待せざるを得ない。

抜群の身体能力と高いアウトサイドシュート力が持ち味のマサリン選手。

今季は主にベンチから出場し、新人2位となる平均16.7得点をマーク

課題であるディフェンスとプレーメイク力を改善し、更にスターダムを歩んでほしい。



タイリース・ハリバートンがエースの働き

現在のペイサーズのエースは誰か。

それはタイリース・ハリバートン選手だ。

今季は56試合に出場し、平均20.7得点・10.4アシスト・3ポイント成功率40%を記録

ちなみに20得点以上・10アシスト以上・3ポイント成功率40%以上を同時に達成したことはNBA史上これまで1度もなかったことである。


今季のペイサーズは35勝しているが、うち25勝はハリバートン選手出場試合。

ハリバートン出場試合:25勝31敗(勝率.446)

ハリバートン不在試合:10勝16敗(勝率.384)

上の記録を見てもハリバートン選手の存在がいかに大きいか痛感する。

今後はハリバートン選手の隣に誰を置くのか、選手を集めるフェーズに入っていくだろう。


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