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ペイサーズは2020ドラフトで誰を指名するのか
2019-20シーズンのペイサーズは、ポストシーズン1回戦でマイアミ・ヒートにスウィープされて終了した。
今回はオフシーズン、2020NBAドラフトでペイサーズが誰を指名するのか予想しようと思う。
今年のドラフトで、ペイサーズが保有している指名順位は2巡目全体54位である。
ペイサーズが元々持っていた1巡目全体24位の指名権は、マルコム・ブログドン選手をバックスからサイン&トレードで獲得する時のトレードパッケージの一部だったため、バックスへ保有権が移動した。
この2巡目全体54位でチームのコアとなる選手を獲得するのは、至難の業だ。
そのため、今年はロールプレイヤーを指名するのが得策だと考える。
直近で行われたモックドラフトでは、ペイサーズはオーバーン大学のセンター、オースティン・ワイリー選手が指名されると予想された。
ペイサーズはチーム全体でリバウンド力が低く、オフェンスリバウンドでは全30球団中29位、ディフェンスリバウンドでは20位、1試合当たりのリバウンド数でも全体29位とリバウンドが課題になっていたからだ。
なるほどワイリー選手は、211cm118kgの体格を活かしたゴール下でのリバウンド力が魅力の選手であり、ペイサーズのリバウンドという課題を克服できる人材かもしれない。
しかし、私は今年のドラフトでセンターを指名することには反対である。
何故なら、昨シーズン1巡目全体18位で同じセンターのゴガ・ビタッゼ選手を獲得しているからである。
昨シーズンは出場時間が短かったが、リムプロテクター・ストレッチ5・そしてアシスト能力の高さに光るものがあり、今年2巡目で新たにセンターを獲得するよりもビダッゼ選手の出場時間を増やすべきだと考えている。
では、どこのポジションの選手を獲得すればいいのだろうか。
ズバリ、3ポイントシューターである。
昨シーズンのペイサーズの3ポイント成功率は36.3%(リーグ全体14位)と悪くなかったものの、3ポイント試投数は1試合平均28.0本でリーグ最下位だった。
チームにはダグ・マグダーモット選手というリーグでも指折りの3ポイントシューターがいるが、2021年で契約が終わるため、次世代のシューター候補を今年のドラフトで獲得したいところだ。
では誰を指名すればいいのか。
今回は4人紹介する。
エライジャ・ヒューズ:シラキュース大学
1人目に紹介する選手は、シラキュース大学のシューティングガードであるエライジャ・ヒューズ選手だ。
ちなみに私の一押しの選手である。
198cmのヒューズ選手は、ハンドリング・シューティングともに優れており、キャッチ&リリースのみならず、自身でもプレーメイクできることが魅力の選手である。
骨盤前傾の姿勢から、スムースなシュートタッチで放たれるディープスリーは、NBAでも武器になるはずである。
昨シーズンは、平均19.0得点・4.9リバウンド・3.4アシスト・3ポイント成功率34.2%をマーク。
この成績を受け、All-ACCファーストチームにも選ばれている逸材だ。
マーカス・ハワード:マルケット大学
2人目は、マルケット大学のマーカス・ハワード選手だ。
ハワード選手は、180cmのシューティングガード。身長の低さはネックだが、何といっても抜群のオフェンス力を持っている。
3ポイントシュートとドライブで得点を量産、昨シーズン大学でマークした平均27.8得点はNCAAディビジョン1でトップの成績だった。
高弾道の3ポイントシュートは精度が高く、大学通算3ポイント成功率は驚異の42.7%。
ペイサーズに足りない部分を補ってくれる選手である。
キリアン・テリー:ゴンザガ大学
3人目が、八村塁選手でお馴染みのゴンザガ大学のパワーフォワードであるキリアン・テリー選手だ。
テリー選手はフランス出身の208cmのパワーフォワード。
大学通算3ポイント成功率は44.4%をマークし、3ポイントを打てるパワーフォワード、いわゆるストレッチ4として重宝しそうな選手である。
デスモンド・ベイン:テキサス・クリスチャン大学
4人目に紹介する選手が、テキサス・クリスチャン大学のデスモンド・ベイン選手である。
ベイン選手は198cmのコンボガード。
3ポイントシュートの精度の高さとディフェンス能力の高さが売りの選手である。
大学4年時だった昨シーズンは、平均16.6得点・6.3リバウンド・3ポイント成功率44.2%をマーク。
大学通算でも3ポイント成功率43.3%をマークしている好素材の選手である。
まとめ
今回は、3ポイントシューターのドラフト候補4選手を紹介した。
ペイサーズが実際誰を指名するかは分からないが、11月28日のNBAドラフトが楽しみだ。
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