アレハンドロ・メヒア選手のバッティングは2019年と2020年でどこが変わったのか【広島カープ】

アレハンドロ・メヒア選手のバッティングは2019年と2020年でどこが変わったのか【広島カープ】

現在、紅白戦を含む実践再開後、10試合で7ホーマーと当たっているメヒア選手

2015年に練習生として広島カープに入団し、苦節6年。

いよいよ開幕スタメンが濃厚になったメヒア選手ですが、今年は何故ここまで打てるようになったのでしょうか。

今回は、今年メヒア選手のバッティングで変化した3点と重要なメカニクス1点の計4点を紹介したいと思います

ということで、その4点というのがこちら。

ヒッチを取り入れたことで、「割れ」ができやすくなり、変化球の対応が良くなった

②アウトステップを取り入れ、インコースの対応がよくなった

③インパクト時に右足を引くことで、ヘッドをより走らせるようにしている

④構え時にバットヘッドを捕手側に傾けることで、より早く投手の投げる球の軌道にスイングプレーンを乗せることが出来ている

今年変わった点が①②④で、重要なメカニクスが③ですね。

これだけでは伝わらないと思いますので、実際に動画を見ながら紹介していきたいと思います。

動画は6月6日、オリックスとの練習試合でメヒア選手がホームランを打った時のものです。

ヒッチを取り入れたことで、「割れ」ができやすくなり、変化球の対応が良くなった

まずは、「ヒッチを取り入れたことで、『割れ』ができやすくなり、変化球の対応が良くなった」話から始めます。

まず、ヒッチとは一体どんなメカニクスか。

すごく大雑把に言うと、「脚を上げた時にグリップを下げて、脚を下ろした時にグリップを上げるメカニクス」です。

巨人の丸佳宏選手も取り入れているメカニクスですね。

メヒア選手も今年からヒッチを取り入れました

ヒッチを取り入れることで、「割れ」ができやすくなります。

「割れ」とは一体どういう状態か。

すごく雑に言うと、「腰は投手方向に向き始めているが、まだ胸は投手方向に向いていない(肩が開いていない)状態」のことです。

よくプロ野球中継の解説者が「肩の開きが早いですね~」って言っていますよね。

あれは、「割れが出来ていない」と同じ意味なんです。

それで、この割れが出来ているとどんな良いことがあるかというと、変化球の対応が向上するんですよ。

上体が残っているので、ギリギリまでボールの変化に対応することができるのです。

ヒッチというメカニクスは、「割れ」が作りやすい効果があるんですね。

昨年と比べると、メヒア選手は今年変化球の対応力が向上しているハズです。(あまり試合を見れていない)

アウトステップを取り入れ、インコースの対応がよくなった

次に「アウトステップを取り入れ、インコースの対応がよくなった」という話です。

とその前に、メヒア選手はインコースを苦手にしていたという話からしていきます。

下の図は昨シーズンのメヒア選手のコース別の成績です。

右側がインコース、左側がアウトコースですが、これを見ると昨シーズンのメヒア選手は比較的インコースを苦手だったことが分かります

出典:データでたのしむプロ野球(2020年6月12日閲覧)

この課題を克服するために、今年からメヒア選手が取り入れたメカニクスがアウトステップです。

アウトステップとは、踏み込む時にやや三塁方向にステップすることを言います

下の画像を見ても、メヒア選手はやや三塁方向に踏み込んでいることが分かると思います。

アウトステップを取り入れると、インコースを捌きやすくなります。

アウトステップを取り入れて、今年はインコースの成績も向上しそうですね。

インパクト時に右足を引くことで、ヘッドをより走らせるようにしている

次に「インパクト時に右足を引くことで、ヘッドをより走らせるようにしている」という話をしていきます。

インパクト時に右足を引くメカニクスは、今年から始まったものではなく、2016年の動画では既に出来ていました。

この右脚を引くというメカニクスの良いところは、踏み込んだ左脚が支点の役割をして、ヘッドスピードを向上させることができる点です。

これに似たメカニクスに、ミゲル・カブレラ選手やホセ・アルトゥーベ選手の「ハサミ」、阿部慎之助選手を代表とする「ツイスト打法」がありますが、効果は同じです。

ゴルフの記事ですが、ツイスト打法について面白い記事があったので紹介します。

上体と下半身の逆回転によって、大きなパワーが産まれることが書かれています

出典:EVEN「ツイスト打法を取り入れて今の筋力、体力のまま飛距離アップを狙おう」 (2020年6月12日閲覧)

構え時にバットヘッドを捕手側に傾けることで、より早く投手の投げる球の軌道にスイングプレーンを乗せることが出来ている

最後に「構えの時にバットヘッドを捕手側に傾けることで、より早く投手の投げる球の軌道にスイングプレーンを乗せることが出来ている」という話をして終わります。

構えの時に、ヘッドを捕手側に傾けるメカニクスも今年からの変化です。

ヘッドを捕手側に傾けるメヒア選手

ただ正直に言うと、私はここはあまり大きな変化だと思っていません。

構えの時は、本当に選手のフィーリングですからね。気持ちよくトップに入れれば何でも良いと思っています。

しかし、構えの時にバットヘッドを捕手側に傾けることで、投手が投げる球の軌道にバットの軌道が早く乗るようになるメリットがあるのかなとも思います

まとめ

まとめです。今回は以下の4つの点を紹介しました。

ヒッチを取り入れたことで、「割れ」ができやすくなり、変化球の対応が良くなった

②アウトステップを取り入れ、インコースの対応がよくなった

③インパクト時に右足を引くことで、ヘッドをより走らせるようにしている

④構え時にバットヘッドを捕手側に傾けることで、より早く投手の投げる球の軌道にスイングプレーンを乗せることが出来ている

それではまた。

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