【カープ】菊池涼介が抜ける穴は大きいのか

はじめに

11月8日、広島カープが菊池涼介選手のポスティング システムによる米大リーグ挑戦を容認することを発表しましたね

広島・鈴木清明球団本部長(65)が12日、マツダスタジアムで取材に応じ、ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指す菊池涼介内野手(29)の申請手続きを、近日中に行うことを明かした。

SANSPO.COM「広島・菊池涼、近日中にポスティング申請手続きへ」

昨年の契約更改の時からMLB挑戦を表明していたので、このポスティング申請は予定通りだったかもしれません。

今までカープに大きく貢献をしてくれた選手なので、菊池選手の夢が叶ってほしいなと思います。

そして菊池選手がMLB移籍をすると仮定するならば、菊池選手なしでカープは来年戦わなければなりません。今回、「菊池選手の抜ける穴は大きいのか」というテーマで、 菊池選手の抜ける影響はどのくらいあるのか予想していきます。


菊池涼介の成績を振り返る

菊池選手の抜ける影響を予想する前に、これまでの菊池選手の成績を振り返りましょう。

打撃

プロ2年目のシーズンである2013年からセカンドのポジションを奪うと、7シーズン連続で規定打席に達しています。

打率3割以上は2回、二桁本塁打、二桁盗塁数はともに6回記録しています。

通算OPSは.706とそれほど高くないです。直近3年間のOPSも.716(2017年)→.656(2018年)→.719(2019年)と大きな強みにはなっていませんでした。

年度年齢試合打席打数安打1B2B3B本塁打打点四球三振盗塁盗塁死打率出塁率長打率OPS
20122263234201463851212642420.2290.2540.2940.547
201323141633538133912741157381211670.2470.2970.3740.670
2014241446545791881363921158247923100.3250.3520.4560.808
20152514364456214311220383229921990.2540.2920.3430.636
2016261416405741811432231356401061350.3150.3580.4320.790
201727138629565153108283145632107870.2710.3110.4050.716
201828139642557130892711360511111020.2330.3010.3550.656
201929138619547143923621348411021450.2610.3130.4060.719
Total10474695412311178092041985379261760107470.2710.3150.3910.706

守備

菊池選手の代名詞でもある守備。レギュラーの座を勝ち取った2013年から7年連続でセカンドのゴールデングラブ賞に選出されています

菊池選手は2013年に528補殺を記録して二塁手のシーズン最多補殺記録を作っています。

翌2014年には、自身の二塁手補殺記録を535個へ更新し、これがNPB歴代最高の記録になっています

2016年には自身のキャリアで3番目に多い525補殺を記録しており、二塁手のシーズン補殺数ランキング歴代トップ3を独占しています。

直近3年間は補殺数が減っていますが、それでも高い守備率でチームに貢献していました。

年度試合刺殺補殺失策併殺守備率
2012561181769280.970
2013141351528181150.980
2014144359535121090.987
201514332448410810.988
201614130752541020.995
20171382814075810.993
20181392964203920.996
201913827238710800.985
通算104023083462716880.988

セ・リーグの他球団の二塁手と比べた菊池涼介

今後はセ・リーグの他球団の二塁手と菊池涼介選手を比較します。ここで使う指標はwRC+とUZRです。

wRC+は一打席あたりどのくらい得点を生み出せる能力があるかを表した指標です。平均的な打者のwRC+を100としています。詳しくはこちら

UZRは同じ守備機会を同じ守備位置の平均的な野手が守る場合に比べてどれだけ失点を防いだかを表す守備の評価指標です。

まず、wRC+は2016年・2017年はリーグ平均より上ですが、直近2年間はリーグ平均より下回っています。直近2年間は打撃で強みを作れていなかったことがここから分かります。

UZRは流石であり、5年連続でプラスです。守備でチームに高い貢献をしていたことがここから分かります。


カープのセカンドは誰が守るのか

菊池選手が去った後のカープのセカンドは誰が守るようになるのでしょうか。3人挙げてみます。

三好匠

今年、下水流選手とのトレードでカープに加入した三好選手。強肩を活かした堅実な守備が売りな選手です。課題はドアスイング気味な打撃です。

正直、ポスト菊池の候補の中で一番期待している選手です。というのも、守備が堅実で計算できるからです。

課題はドアスイング気味なメカニクスですが、カープはここの矯正が非常に上手いので、ここが改善されれば一気にセカンドとして起用できると思います。

小園海斗

カープのトッププロスペクトである小園選手。高卒1年目から一軍デビューし、一年目から1軍で4ホーマーを打った新人離れした選手です。

首脳陣からの期待も高く、将来的に二遊間のレギュラーになるのは間違いないでしょう。ただそれが来年かというと、クウェスチョンが付きます。

安部友裕

2019年シーズンキャリアハイの8ホーマーを放った安部選手。2017年シーズンでは規定打席にも達しており、3人の中では実績が抜けています。

一番3人の中では計算でき、三好選手・小園選手の伸び次第では安部選手がセカンドを守る機会が増えると思います。


まとめ

菊池選手は直近2年間は、打撃で強みを作れておらず、主に守備で高い貢献をしてきたプレイヤーでした。

来年、彼の代わりにセカンドで出場する選手が菊池選手と同じくらい守備で貢献するのは難しいと私は考えています。

カープのセカンドは誰が守るのかの項目では、3人の選手の名前を挙げました。彼らが菊池選手の打撃の貢献度を超えられるかですが、正直それも怪しいと思います。超えられる可能性があるとしたら、安部選手くらいでしょうか。

打撃・守備とも菊池選手が抜ける穴は大きく、セカンドだけで穴埋めをするのは難しいと思います

ですので、今季カープでリーグ平均以下だったポジション(三塁手、遊撃手、左翼手)を底上げして、菊池選手の抜ける穴埋めをするべきだと私は考えています。

4連覇を逃した広島カープはどのポジションで戦力が下がったのか

2019.09.22

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