【ドラフト評価】WARで振り返る2013年ドラフト

WARで振り返る2013年ドラフト

今回は2013年のドラフトをWARで振り返ります。WARは「そのポジションの代替可能選手(Replacement)に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか」を表す指標です。

下の図は1シーズンのWARの評価基準です。

今回は2013年ドラフトで指名された選手の、2014年~2019年までの6年間のWARの合計値(通算WAR)を見ていきながら振り返ります。

12球団の2013年ドラフトを振り返る

巨人  

全体WARは14.3。今季は田口投手が不振でしたが、それでも6年間でWAR10.8は凄いです。

5人中3人はFA補償やトレード他球団へ移籍しています。平良投手は移籍したDeNAで、WAR2.1と活躍しています。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位小林誠司C社会人2.8 
ドラフト2位和田恋IF高卒-0.3楽天へトレード
ドラフト3位田口麗斗LHP高卒10.8 
ドラフト4位奥村展征IF高卒-1.1ヤクルトへ移籍
ドラフト5位平良拳太郎RHP高卒2.1DeNAへ移籍

楽天   

2013年ドラフトの目玉投手だった松井裕樹を獲得した楽天。全体WAR18.1で、そのうちWAR15を松井投手が一人で稼ぐ形になっています。

前評判に劣らない活躍をしている松井とは反対に、ドラフト2位以下の選手は1軍定着につまづいています。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位松井裕樹LHP高卒15 
ドラフト2位内田靖人C高卒-1.4 
ドラフト3位濱矢廣大RHP社会人0.3DeNAへトレード
ドラフト4位古川侑利RHP高卒3.2巨人へトレード
ドラフト5位西宮悠介LHP大卒2.2退団
ドラフト6位横山貴明RHP大卒-0.9育成契約
ドラフト7位相原和友P社会人0.1退団
ドラフト8位相沢晋P社会人-0.1退団
ドラフト9位今野龍太P高卒-0.3 

阪神  

全体WARは23.3

ドラフト1位の岩貞投手はもちろん、ドラフト4位の梅野投手も正捕手として定着し、岩崎投手もセットアッパーとして1軍で活躍しています。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位岩貞祐太LHP大卒8.5 
ドラフト2位横田慎太郎OF高卒-1.2退団
ドラフト3位陽川尚将IF大卒0.2 
ドラフト4位梅野 隆太郎C大卒7.2 
ドラフト5位山本 翔也P社会人-0.1退団
ドラフト6位岩崎 優LHP大卒8.7 

西武  

森友哉選手と山川穂高選手と2人のオールスター選手をこの年獲得した西武。通算WARは12球団で2位となる31.5をマークしています。

森友哉選手は24歳にしてWAR17.1と大活躍、まだまだ数値が伸びていくことが予想されます。

2年連続でパリーグの本塁打王を獲得した山川穂高選手もこの年のドラフト2位。現在の通算WARは17.1です。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位森 友哉C高卒17.1 
ドラフト2位山川 穂高3B大卒13.1 
ドラフト3位豊田 拓矢P社会人0.2退団
ドラフト4位金子 一輝IF高卒0.1退団
ドラフト5位山口 嵩之P社会人退団
ドラフト6位岡田 雅利C社会人1.2 
ドラフト7位福倉 健太郎P大卒-0.2退団

広島 

現在12球団ダントツのWAR45.7を稼ぐ広島

ショートストップのレギュラー、ローテーション投手2人を獲得した年になりました。2016~2018年、セリーグ3連覇をしたカープの土台となったドラフトになりました。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位大瀬良 大地RHP大卒17 
ドラフト2位九里 亜蓮RHP大卒8.5 
ドラフト3位田中 広輔SS社会人19.1 
ドラフト4位西原 圭大RHP社会人0.4 退団
ドラフト5位中村 祐太RHP高卒0.7 

ロッテ  

ロッテの全体WAR26.1は12球団で3番目に高い数字です。

石川選手と二木選手。二人のローテーションを指名できたのは大きいですね。またチームの主軸である井上選手もこの年のドラフト5位で指名しています。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位石川 歩RHP大卒15.7 
ドラフト2位吉田 裕太C高卒-1.3 
ドラフト3位三木 亮SS大卒-2.6 
ドラフト4位吉原 正平P社会人-0.6 
ドラフト5位井上 晴哉1B社会人6 
ドラフト6位二木 康太RHP高卒8.9 

中日  

チーム全体WAR11.3は、下から8番目の高さです。

又吉投手の通算WAR8.6は、2013年ドラフトで指名された選手の中で全体12番目の高さです。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位鈴木 翔太RHP高卒-0.2 
ドラフト2位又吉 克樹RHP独立8.6 
ドラフト3位桂 依央利C大卒0 
ドラフト4位阿知羅 拓馬RHP社会人-1.1 
ドラフト5位祖父江 大輔RHP社会人4 
ドラフト6位藤澤 拓斗IF社会人0 退団

ソフトバンク 

通算WAR21.8と、12球団で5位につけているソフトバンク

中継ぎで活躍している加治屋投手はこの年のドラフト1位の選手。

また6年連続50試合登板の森や外野手の上林選手などを獲得しています

森選手の通算WAR11.8は、指名された選手の中で全体7位の高さです。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位加治屋 蓮RHP社会人1.5 
ドラフト2位森 唯斗RHP社会人11.8 
ドラフト3位岡本 健RHP社会人1.5 
ドラフト4位上林 誠知OF高卒7 

DeNA

この年のDeNAのドラフトは、現在12球団で最小のWAR5.9になっています。

DeNAになってからドラフト巧者なイメージを抱いていたので、この結果は意外ですね。

外れ1位指名で3球団競合を受けた柿田投手が、活躍することなくに退団した影響が大きかったです

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位柿田 裕太RHP社会人0 退団
ドラフト2位平田 真吾RHP社会人1.2 
ドラフト3位嶺井 博希C大卒0.5 
ドラフト4位三上 朋也RHP社会人5.2 
ドラフト5位関根 大気OF高卒-1 
ドラフト6位山下 峻RHP大卒0 退団

オリックス  

ドラフト直後、評価が高かったオリックスのドラフト。しかしチーム全体のWARはDeNAに続く下から2番目の9.2になっています

目玉の一人だった吉田一将投手ですが、WAR3.8は伸び悩んでいます。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位吉田 一将RHP社会人3.8 
ドラフト2位東明 大貴RHP大卒4.9 
ドラフト3位若月 健矢C高卒0.1 
ドラフト4位園部 聡IF高卒-0.2退団
ドラフト5位吉田 雄人OF高卒-0.5退団
ドラフト6位奥浪 鏡IF高卒-0.1退団
ドラフト7位柴田 健斗RHP独立0退団
ドラフト8位大山 暁史RHP社会人1.2退団

ヤクルト  

チームの全体WARは10.4で、下から3番目のヤクルトのこの年のドラフト

チームの稼ぎ頭である秋吉投手(WAR:9.2)は、2018年のオフに日ハムへトレードで移籍します。

日ハム:秋吉投手、谷内選手(獲得)⇔ヤクルト:高梨投手、太田選手(獲得)

ドラフト1位の杉浦もトレードで日ハムに移籍しています。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位杉浦 稔大RHP大卒2.9日ハムへ移籍
ドラフト2位西浦 直亨SS大卒-0.1 
ドラフト3位秋吉 亮RHP社会人9.2 
ドラフト4位岩橋 慶侍RHP大卒0.2退団
ドラフト5位児山 祐斗RHP高卒0退団
ドラフト6位藤井 亮太C社会人-1.8 

 日ハム  

2016年新人王高梨を筆頭に、1軍で活躍した選手が多い2013年の日ハムドラフト。

しかし、レギュラーに定着しきれず全体WARは12.7と伸び悩んでいます。渡邉選手や石川選手など今後活躍しそうな選手もちらほら。

岡選手はロッテへトレードで移籍しました。

順位選手名守備学歴WAR補足
ドラフト1位渡邉 諒SS高卒1.3 
ドラフト2位浦野 博司RHP社会人2.8 
ドラフト3位岡 大海OF大卒2.32018年にロッテへトレード
ドラフト4位高梨 裕稔RHP大卒5.72018年にヤクルトへトレード
ドラフト5位金平 将至RHP社会人-0.2退団
ドラフト6位白村 明弘RHP大卒1.5 
ドラフト7位岸里 亮佑OF高卒-0.3退団
ドラフト8位石川 亮C高卒-0.4 

下の図は、2014年~2019年までの5年間で各球団で積み上げたWARをまとめたもの。

2013年ドラフトで一番WARを稼いでいる選手は誰か

選手別の通算WARの順位は以下の通り。1位の田中広輔選手・3位の大瀬良大地投手とも広島カープの選手。

2019年パリーグ首位打者の森友哉選手は、2019年だけでWAR7.8を稼いで2位にランクアップ。

4位はロッテの石川歩投手。5位はこの年の目玉選手だった楽天の松井裕樹投手。6位は、2年連続ホームラン王を獲得した山川穂高選手でした。

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