【ドラフト評価】WARで振り返る2016年ドラフト

セリーグ

広島

順位名前ポジション出身校/投打通算2017年2018年2019年2020年補足
1加藤拓也投手慶應大/右右00.200-0.2
2高橋昂也投手花咲徳栄/左左-0.20-0.200
3床田寛樹投手中部学院大/左左3.20.401.41.4
4坂倉将悟捕手日大三/右左1.300-0.21.5
5アドゥワ誠投手松山聖陵/右右1.600.70.90
6長井良太投手つくば秀英/右右-0.30-0.3002019年に退団
合計5.6

田中正義投手(SB)、佐々木千隼投手(ロッテ)に入札するもの、くじを外したカープ。

外れ外れ1位で指名した加藤拓也投手はなかなか伸び悩んでいます。

高橋昂也投手床田寛樹投手は、2人ともプロ入り後にトミージョン手術を受けています。

ドラフト4位で指名され、昨シーズン1軍に定着した坂倉将悟選手がどのくらい今後活躍するか注目ですね。


巨人

順位名前ポジション出身校/投打通算2017年2018年2019年2020年補足
1吉川尚輝遊撃手中京学院大/右左5.3-0.12.20.52.7
2畠世周投手近大/右左3.91.60.50.11.7
3谷岡竜平投手東芝/右右0.5-0.10.6002020年から育成契約
4池田駿投手ヤマハ/左左1.910.5-0.10.52020年にトレードで楽天へ移籍
5高田萌生投手創志学園/右右0.1000.102020年にトレードで楽天へ移籍
6大江竜聖投手二松学舎大付/左左000-0.10.1
7リャオ・レンレイ投手開南大/右右000002019年に戦力外
育成1高井俊投手新潟BC/右右000002020年に戦力外
育成2加藤脩平外野手磐田東/右左000002020年に戦力外
育成3山川和大投手独立L兵庫/右左00000
育成4坂本工宜投手関西学院大/右右000002019年に戦力外
育成5松原聖弥外野手明星大/右左1.70001.72018年に支配下登録
育成6高山竜太朗捕手九産大/右右000002020年に戦力外
育成7堀岡隼人投手青森山田/右右-0.100-0.20.12019年に支配下登録
育成8松沢裕介外野手BC香川/左左000002018年に戦力外
合計13.3

広島カープと同様、 田中正義投手(SB)、佐々木千隼投手(ロッテ)のくじを外した巨人。

外れ外れ1位で指名したのは、2016年の全国大学野球選手権大会を制した中京学院大学のショートストップだった吉川尚輝選手でした。

怪我が多く離脱しがちな選手ですが、ここまでの通算WARは全体9位のWAR5.3

十分ドラフト1位の成績ですね。

2位の畠世周投手も通算WAR3.9とまずまずですが、怪我が多く離脱しがちなのが勿体なさを感じます。


DeNA

順位名前ポジション出身校/投打通算2017年2018年2019年2020年補足
1浜口遥大投手神奈川大/左左832.21.90.9
2水野滉也投手東海大北海道/右右0.20.20002019年に戦力外
3松尾大河遊撃手秀岳館/右右000002019年に戦力外
4京山将弥投手近江/右右0.600.20.20.2
5細川成也外野手明秀学園日立/右右-0.40.3-0.1-0.4-0.2
6尾仲祐哉投手広島経済大/右左0.40.10.3-0.10.12017年オフに阪神へ移籍
7狩野行寿遊撃手平成国際大/右右000002019年に戦力外
8進藤拓也投手JR東日本/右右00.10-0.20.1
9佐野恵太一塁手明大/右左2.5-0.3-0.30.72.4
合計11.3

1位の浜口遥大投手は4年で通算WAR8と安定して一軍で活躍している投手です。

ドラフト前の評価ではムラが激しい投手という評価が多かったので、この活躍はビックリです。

DeNAのこの年のドラフトの全体WARは11.3なので、ほとんど浜口投手が稼いでいることになります。

やはり、ドラフト1位って大事ですね。


阪神

順位名前ポジション出身校/投打通算2017年2018年2019年2020年補足
1大山悠輔三塁手白鵬大/右右7.1-0.21.92.13.3
2小野泰己投手富士大/右右2.90.9200
3才木浩人投手須磨翔風/右右1.60.110.502020年に育成契約
4浜地真澄投手福岡大大濠/右右0.3000.30
5糸原健斗二塁手JE-ENEOS/右左40.22.50.80.5
6福永春吾投手独立L徳島/右左-0.4-0.1-0.2-0.102020年に退団
7長坂拳弥捕手東北福祉大/右右0.400.10.20.1
8藤谷洸介投手パナソニック/右右000002018年に育成契約
合計15.9

阪神が入札で大山悠輔選手を指名した時、「えええ!!?」と会場が驚きどよめたのが印象的だったこのドラフト。

しかし、大山選手はここまで全体6位の通算WAR7.1をマーク。

1位に相応しい成績を残していますね。

また5位で指名した糸原健斗選手も4年間でWARは4をマークしています。

阪神は下位の順位で名バイプレイヤーを指名できましたな。

ヤクルト

順位名前ポジション出身校/投打通算2017年2018年2019年2020年補足
1寺島成輝投手履正社/左左0.20-0.20.10.3
2星知弥投手明大/右右0.90.80.1-0.10.1
3梅野雄吾投手九州産/右右200.11.70.2
4中尾輝投手名古屋経済大/左左0.7-0.11.10-0.3
5古賀優大捕手明徳義塾/右右-1.20-0.2-0.1-0.9
6菊沢竜佑投手相双リテック/右右000002018年に戦力外
育成1大村孟捕手独立L石川/右左0.100.1002018年に支配下登録
合計2.7

高卒ビック4の一角、寺島成輝投手を1位で入札したヤクルトスワローズ。

しかし、現時点ではちょっと伸び悩んでいるように見えます。

ドラフト2位の星知弥投手は明大時代から見て好きだった投手なのですが、1年目のシーズンに怪我してから、精彩を欠いているように見えてそれがちょっと残念ですね。

ドラフト3位の梅野投手は、高卒ながら順調に伸びてきて、ここまで通算WAR2.0を記録しています。

チーム全体で見ると、全体WAR2.7になっており、現状外れドラフトとなっています。

中日

順位名前ポジション出身校/投打通算2017年2018年2019年2020年補足
1柳裕也投手明大/右右71.21.331.5
2京田陽太遊撃手日大/右左9.33.21.22.72.2
3石垣雅海遊撃手酒田南/右右-0.7-0.10-0.1-0.5
4笠原祥太郎投手新潟医療福祉大/左左2.10.71.6-0.2
5藤嶋健人投手東邦/右右1.900.51.20.2
6丸山泰資投手東海大/右右-0.3-0.30002019年に育成契約
育成1木下雄介投手四国IL徳島/右右0.800.30.10.4
合計20.1

大卒ビック3の柳裕也投手を、DeNAとの競合の末引き当てた中日。

柳選手はここまで通算WAR7.0をマークしており、期待通りの働きをしているのではないでしょう。

2位で指名した京田陽太選手は、この年で4番目に高いWAR9.3をここまで記録しています。

守れるショートは貢献度が高いですね。

ドラフトの時はもっと打てない選手かと思っていたのですが、1年目からいきなりショートのレギュラーを取って新人王を獲得した時は驚きました。

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