都市対抗野球を観に東京ドームへ行ってきました。対戦カードはトヨタ自動車と東京ガスで、一回戦屈指の好カードでした。
トヨタ自動車の先発は社会人野球のレジェンド佐竹投手、東京ガスの先発は好投手臼井選手でした。今年のトヨタを初めて観たのですが、思っていた以上に打線が良いですね!多木選手や樺澤選手、山野辺選手など打てて走れる選手が多かったです。東京ガスはショートの石川選手やライトの笹川選手がドラフト候補としてよく名前が挙がりますね。
スタメン
ドラフト候補として注目して観ていたのが東京ガスの石川裕也選手(遊撃手)です。石川選手は遊撃守備が上手い大卒2年目のプレイヤーです。バッティングでもこの日、マルチ安打を記録しています。下の動画はトヨタ戦第三打席にレフトへヒットを打った時のものです。
石川裕也選手を20-80スケール(図1)で評価しました。この「20-80スケール」では50をNPBの平均、20を最低、80を最高とし10ごとに区切った7段階に、ハーフグレードと呼ばれる45と55を加えた9段階で評価しています。(例えば走力が70なら、NPBの中に入れても非常に優れた走塁能力の持ち主という評価になります)
更に知りたい方は「20-80スケールを使ったスカウティング的観戦のすすめ」に詳しく書かれています。
20-80スケール(図1)
私の石川裕也選手の評価は、打撃(HITTING): 45 パワー(POWER): 40 走力(SPEED): 55 肩(ARM): 50 守備 : 55 です。(図2)走力と遊撃守備ではプロの一軍平均以上あると判断しました。ただ打撃はプロだと埋もれてしまうのではないかと感じました。コンタクト力は高いのですが、力強さに欠ける印象を抱きました。二軍の遊撃手のデプスが足りない球団や守備型のショートが欲しい球団は、石川選手をリストアップしていると思います。
(図2)
社会人野球のレジェンド佐竹功年投手(トヨタ)。140強のストレートに、多彩の変化球を投げ分けます。この日も9回自責点1の好投でした。年齢も35歳なのですが、流石すぎます!
東京ガスのエース、臼井浩投手。この日のMaxは147km/h。惜しくも敗戦投手になってしまいましたが、8回自責点2奪三振9は佐竹投手に負けず劣らずナイスピッチでした。
試合結果はトヨタ自動車が2-1で東京ガスに勝利しました。好投手同士の投手戦だったのでテンポが良く、2時間くらいで試合が終了しました。
試合内容
東京ガス | ||||||||||
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ポジション | 名前 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 |
(一) | 地引 | 中飛 | 中飛 | 三振 | 二ゴロ | |||||
(中) | 臼田 | 二ゴロ | 遊ゴロ | 右直安打 | 一飛 | |||||
(遊) | 石川 | 三振 | 左中二塁打 | 左安打 | 一直 | |||||
(右) | 笹川 | 三振 | 左飛 | 右飛 | 右飛 | |||||
(三) | 中山 | 右飛 | 中飛 | 三振 | 右飛 | |||||
(左) | 坂井 | 三振 | 三振 | 投直 | ||||||
代打 | 建部 | 遊ゴロ | ||||||||
(DH) | 黒田 | 投ゴロ | 遊ゴロ | 三振 | ||||||
(捕) | 山内 | 左二塁打 | 右飛 | 右安打 | ||||||
(二) | 小林 | 投ゴロ | 左飛 | 三ゴロ | ||||||
トヨタ自動車 | ||||||||||
ポジション | 名前 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 |
(中) | 水野 | 三振 | 投ゴロ | 投犠打 | 中飛 | |||||
(遊) | 北村 | 右安打 | 右飛 | 三振 | 二ゴロ | |||||
(左) | 多木 | 右安打 | 三振 | 左飛 | 一ゴロ | |||||
(三) | 樺澤 | 二併殺打 | 左安打 | 三振 | ||||||
(一) | 沓掛 | 遊ゴロ | 二ゴロ | 右飛 | ||||||
(DH) | 加藤 | 左飛 | 四球 | 三振 | ||||||
(二) | 山野辺 | 右飛 | 右安打 | 三振 | ||||||
(捕) | 細山田 | 左本塁打 | 三振 | 三振 | ||||||
(左) | 西潟 | 三振 | 右安打 | 中飛 | ||||||
左 | 望月 |
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