島根スサノオマジック、昨季と今季のスタッツ比較
公式スタッツ
昨年と比較すると、平均得点・平均失点ともにスタッツが向上。
特にディフェンスの改善が顕著で、今季の平均70.3失点はリーグ2位の数字である。
平均リバウンドも昨年リーグ10位と平均的だったのが、今季はリーグ4位と明確な強みに変わっている。
今季のブロック数は1試合平均1.1本。これはリーグ最下位の数字だ。
一方平均スティールはリーグ2位の7.8本であり、ショットブロッカーはチームにいないものの、強度の高いディフェンスから相手のターンオーバーを誘発させるディフェンスができていると言えるだろう。
シュート効率その他
平均FG試投数は昨季の67.7本から今季64.7本と減少。
シュート試投数は平均で3本減っている。
後述するがPaceは今季落ちており、ハーフコートオフェンス主体でオフェンスを組み立てている。
じっくりオフェンスを作る効用として、FG成功率はリーグ2位の47.0%、3ポイント成功率はリーグ1位の37.2%ととても高いシュート効率を記録している。
シュート分布(下の図)を見てみると、今季は昨季と比べてゴール下やペイントエリアでのシュート割合が高いことが見て取れる。
マカドゥ選手やルーク・エヴァンス選手、コティ・クラーク選手などインサイドが強い選手の特長を全面的に押し出している。
その反面、3ポイント試投数は減少。1試合平均3ポイント試投数は昨季の29.1本から24.9本と5本以上減っている。
シュート分布を見ても、コーナー・ウィングとも全体的に3ポイントのシュート割合が減っていることが見て取れる。
レーティング比較
最後にレーティングを比較しよう。
試合のテンポを表すPaceは昨季の71.2から70.3へ減少。
シュートの本数を増やして得点を競うのではなく、シュート効率の高さで試合を勝とうしているのが今季の島根のバスケだ。
オフェンシブレーティングはリーグ3位の117.9、ディフェンシブ・レーティングもリーグ3位の100.0と攻守にわたってリーグトップクラスの数字を叩き出している。
特にディフェンシブ・レーティングは昨季リーグ16位だったのが、今季ここまでリーグ3位と改善されたのが大きいだろう。
オフェンシブレーティングとディフェンシブ・レーティングの差であるネットレーティングはリーグ2位。うーむ、素晴らしい!
ここから三遠、A東京、千葉とリーグトップクラスのクラブとの対戦が続くが、シーズン序盤は好調な滑り出しを切ったと言って過言ではないだろう。
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