5試合終了した時点で感じた島根スサノオマジックの強みと弱み

5試合終了した時点で感じた島根スサノオマジックの強みと弱み

島根の強み・弱み

5試合終了した時点で、島根スサノオマジックは4勝1敗。悪くないスタートを切れている。今回は私がここまでの試合を見て感じている島根の強み・弱みを挙げていく。

島根の強み

・マカドゥ選手、ケイ選手を中心とした固いディフェンス

・クラーク選手の理不尽スリー&ポストアップ

・安藤選手のハート&ソウル

島根の弱点

・ウィングディフェンダーの層の薄さ

・オフェンスのクリエイターの力量不足

島根の強みについて

今季の島根のディフェンスはかなり良い。5試合終了時点なので数値は参考値だが、ディフェンシブ・レーティングは現在リーグ4位の97.8。

アジリティと高いバスケIQ、そして高い汎用性を持つマカドゥ選手、ケイ選手を中心に、固いディフェンスが作れている。

ガード陣も前線からプレッシャーをかけれていて◎。

またクラーク選手の理不尽スリーとクロスマッチアップ時のポストアップ。これも強力な武器と言えるだろう。ここまで5試合で、リーグ3位の平均20.4得点をマークしながら、TS%が69.3%と非常に高いのも素晴らしい。

そして、島根の魂、安藤誓哉選手。

強力なリーダーシップを取れる選手がいることは非常に大きな強みだ。

島根の弱みについて

逆に島根の弱みは、ウィングディフェンダーの層の薄さだ。

昨年スタメンで出場していた白濱選手は現在リハビリ中。

ワイリー選手はフィジカルが、晴山選手はアジリティがそれぞれ弱点であり一長一短だ。

今日の試合では、越谷のウィングであるLJピーク選手に24得点。

今後も、広島のドウェイン・エバンス選手や宇都宮DJ.ニュービル選手など、リーグトップクラスのウィングプレイヤーに攻められる可能性が高い。

クリエイターの力量不足も目立つシーンが多い

昨年まで島根のオフェンスを牽引していたのは、リーグ屈指のクリエイターだったペリン・ビュフォード選手だったからそのギャップはどうしても大きい。

今年の島根は、常に2ガード体制だ。安藤選手、津山選手、納見選手のうち2人は必ずコートに立つ。ここで3人の5試合の成績を見てみよう。

安藤選手 平均15.6得点、4.0アシスト

津山選手 平均8.4得点、2.2アシスト

納見選手 平均3.6得点、0.8アシスト

安藤選手のスタッツは流石としても、津山選手、納見選手には、クリエイト力を求められている以上、得点・アシストともにもうひと声ほしいところである。

島根はセカンダリーブレイクを狙え

島根のオフェンスは、大きく分けるとファストブレイク(速攻)ハーフコートオフェンスの2通りだ。

今季はスティールが多いため、速攻も出ているが、速攻を止められると島根は必ずハーフコートオフェンスに移行する。

私は、ハーフコートオフェンスに移行する前にセカンダリーブレイクを狙ったらどうかと思っている。

つまりファストブレイクを止められたあと、4人目のプレーヤー、5人目のプレーヤーを利用してファストブレイクからの動きとリズムを止めることなく、攻撃のチャンスをうかがうのだ。

クリエイト力をカバーするためにも、狙っていくべきだろう。

まだ開幕して5試合経過したばかり、チームとしてまとまるにはまだ早い。

CS優勝を念頭に、いろんなオフェンスを試して、チームとしての戦術の幅を広げていってほしい。

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