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島根がセミファイナル進出!A東京3連戦、雑感あれこれ
安藤誓哉選手は勝てるPG
Bリーグ創設から6年目。
つまり過去5シーズンあるわけだが、優勝を手にしたチームは栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)、アルバルク東京、千葉ジェッツの3チームだけである。
その時の各チームのPGを並べると、順に田臥勇太選手、安藤誓哉選手、富樫勇樹選手となる。
まさにそうそうたる面々だ。
「勝てるPG」というものがあるならば、安藤誓哉選手は間違いなく勝てるPGである。
島根A東京のチャンピオンシップ1回戦。
勝敗が決するGame3は、20得点・5アシストをマーク。
1Q目から得点を量産し、チームに流れを作ったと思えば、15点近くリードを作った4Qではハーフコートバスケで確実に時間を使い切り、相手に追い上げる時間を与えなかった。
勝ち方を知っているPGがいると非常に心強いですな
A東京のスウィングマン三銃士は最強
A東京のスウィングマン三銃士と言えば、田中大貴選手、安藤周人選手、小酒部泰暉選手のことである。
3人とも190cmに近いサイズに、高いアジリティとスコアリング技術を持っている。
そして何よりディフェンスが上手い!
3人とも攻守両面で優れた2wayプレイヤーなのだ。
この中で、安藤周人選手は唯一今季からA東京に加入した選手である。
前年までは名古屋ダイヤモンドドルフィンズのエースとして活躍。
スタッツ自体は前年度の平均8.9得点から7.7得点へと低下したものの、ハンドラーとしてのスキルやディフェンス能力は昨年より向上。
スタッツ的には低迷でも、能力はより一層進化した印象だ。
トラビスのCSスリー3連発
Game3で一番会場のボルテージが盛り上がったのは、トラビス選手の3ポイント3連発ではないだろう。
あれは今季だけでなく、島根史に残るプレーでしたな。
青く染まったアリーナのボルテージを最高潮にした3Pシュート3連発🙌🙌🙌@susanoo_m @ReidTravis8#覚悟#DRIVE_TO_GLORY #Bリーグ pic.twitter.com/2X9kUaUyjl
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 16, 2022
スリーポイントシュートが打てるPFを「ストレッチ4」と表現するが、Bリーグではまだまだ少数派だ。
だからこそ、スリーポイントが打てるニック・ケイ選手やトラビス選手は貴重である。
ではビッグマンがスリーを打てると何が良いか。ここではその話をしていこう。
バスケのオフェンスでは、高確率でシュートを打つために、アウトナンバー(オフェンス側の人数がディフェンス側の人数より多いこと)を目指していく。
PnRを始めとしたボールスクリーンが流行るのも、局所的に2対1の状況を作りやすいためである。
しかし、セバスチャンサイズ選手のようなリムプロテクターがゴールに下がりながら守ると、2対1でも抑えられるケースが出る。
このビッグマンが下がりながら守るディフェンス手法をドロップと言う。
A東京はドロップとレイトスイッチを織り交ぜながら島根のボールスクリーンを守っていましたな。
ドロップに対抗するオフェンスの対策。
その一つがPnP(ピック&ポップ)である。
PnPはスクリーナーがダイブするのではなく、反対にアウトサイドにポップアウトする動きである(画像1)。
このPnPが成り立つ条件として、ビッグマンがスリーポイントシュートを打てるというのがある。
Game2ではトラビス選手のアウトサイドシュートが不発に終わり大敗したが、Game3ではバウンスバック。
スリーポイントシュートを3連続で決め、A東京のドロップ&レイトスイッチのカバレッジを撃破した。
吉井裕鷹選手は将来の日本代表候補
彼の活躍なしでは、A東京はGame3まで行かなかっただろう。
A東京のルーキー、吉井裕鷹選手だ。
Game1・2からビュフォード選手やケイ選手とマッチアップし、ディフェンスで貢献。
Game3ではチームハイとなる17得点をマークした。
吉井選手、良いですね!好きになりました。
196cmのサイズに高いアジリティとフィジカル、3ポイントシュートも打てて、カウンタードライブもできる。
ケイ選手が攻めるのに苦しんでるのを見て、本当に良い選手だと思いました。
将来の日本代表候補ですね!期待です。
A東京の成長株が見せ場を作る🤯
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 16, 2022
吉井裕鷹の連続得点!!!@yoshi__hiro08 @ALVARK_TOKYO
📡バスケットLIVEで生配信中https://t.co/V4bgP2gLLc#ALLDRIVETOTOP #DRIVE_TO_GLORY #Bリーグ pic.twitter.com/alUmM7OlsY
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