カリーをオープンにするためのGSWのセットプレー【戦術解説】
稀代のシューター、ステフィン・カリー。
この英雄をオープンにするためのGSWが取った一つのセットプレーを紹介したい。
その動画がこちらである。
25 points.
— NBA (@NBA) October 22, 2021
9-9 shooting.
5-5 from deep.
1 quarter in on TNT.
STEPHEN. CURRY. pic.twitter.com/vkXInDQCwX
画像で解説しよう。
10月22日のクリッパーズ戦。
このポゼッションでは、イグダラがトップでボールを持っていた。(画像1)
カリーはというと、エルボーで待機。
誰もイグダラとカリーのボールスクリーンを想像した。
![](https://i0.wp.com/susatama.com/wp-content/uploads/2021/11/1-1024x569.png?resize=728%2C405&ssl=1)
しかし、カリーはイグダラではなく、ローポストに待機していたポーターJrへインバートスクリーン。(画像2)
インバートスクリーン
ガードの選手が、ビッグマンに対してスクリーンをかけること。
ディフェンスは慌てて、スイッチで対応する。
![](https://i2.wp.com/susatama.com/wp-content/uploads/2021/11/2-1024x561.png?resize=728%2C399&ssl=1)
カリーにスクリーンをかけてもらったポーターJrはイグダラへスクリーンをかけに向かう。(画像3)
![](https://i2.wp.com/susatama.com/wp-content/uploads/2021/11/3-1024x570.png?resize=728%2C405&ssl=1)
誰もがイグダラとポーターJrのボールスクリーンを想像する。
しかし、今度はビエリツァがカリーに対してオフボールスクリーン。
ディフェンスは完全に不意を突かれ、カリーにオープンシュートを決められる。
![](https://i1.wp.com/susatama.com/wp-content/uploads/2021/11/4-1024x560.png?resize=728%2C398&ssl=1)
2度のオフボールスクリーン、そしてカリー自身も2つのオフボールスクリーンでスクリーナーからユーザーへ役割が切り替わるため、複雑なセットプレーになっている。
イグダラへのボールスクリーンがあるはずだ、というのもフェイントになっていましたな。
GSWのナイスムーブでした!
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