1-3-1ゾーンプレスとアルバルク東京
アルバルク東京と言えば、名将ルカ・パヴィチェヴィッチHCの元で、緻密なバスケを行うチームである。
[ads01]特にPnRを始めとした多彩なボールスクリーンを使用したオフェンスは、アルバルク東京のアイデンティティにもなっているプレーである。
今回はそんなアルバルク東京のボールスクリーンを止めるべく、名古屋ダイヤモンドドルフィンズが採用した「1-3-1ゾーンプレス」を紹介したい。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズの1-3-1ゾーンプレス
2月27日(土)のアルバルク東京戦。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下、名古屋D)は、アルバルク東京のボールスクリーンを防ぐため、「1-3-1ゾーンプレス」を採用した(下の画像1)。
このディフェンスの鍵となるのは、中衛の真ん中と後衛にビッグマンを置いている所である。
実際にどのようにディフェンスが動くか見てみよう。
まずボールスクリーン時、ボールマンに対しては「スイッチ」で対応する(画像2)。
マークマンを入れ替えること
スクリーナーがゴールへダイブ(PnR)をした場合は、後衛のビッグマンが対応する(画像3)
これが名古屋Dの1-3-1ゾーンプレスの基本的な動きである。
名古屋Dはこの1-3-1ゾーンプレスに、更にインサイドにボールが入ったらダブルチームと言う戦術も付け加えている(画像4)
しかし、インサイドにダブルチームへ行くと、1人必ずフリーの選手が生まれてしまう。
そのため、ディフェンスはボールサイド側からローテーションでフリーの選手ができないようにヘルプするのである。
そして、ダブルチームへ行った選手はボールから一番遠い選手へローテーションする。
うーむ、走らされますな。
名古屋Dはこの試合、アルバルク東京に勝利。
ボールスクリーンに対して、「1-3-1ゾーンプレス」で対応した名古屋D。お見事でした。
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