【インディアナ・ペイサーズ】10試合終了時点の選手の活躍度診断

総評

10試合終了した時点でのペイサーズの選手の活躍を振り返る。

■6勝4敗(勝率.600)イースタン・カンファレンス4位 2021年1月12日現在

今季から取り入れたフローオフェンスで、昨シーズンよりチームのオフェンス力が増したインディアナ・ペイサーズ。

平均得点115.7得点・オフェンシブレーティング113.5はともにリーグ7位の好成績だ。

チームの課題はリバウンド力である。

フロントコート陣の層が薄く、ここまで平均リバウンド数はリーグ29位の41.7本だ。

相手のオフェンスリバウンドからのプットバックによる得点も多いため、ここは改善の余地がありそうだ。

選手評

選手の活躍度を評価する上で以下のスタッツを使っている。

マルコム・ブログドン

マルコム・ブログドン選手は、ペイサーズ在籍2年目となる正PG。

派手さはないためあまり話題には上がらないが、2年前には50-40-90を達成するなどリーグでも有数の実力者だ。

50-40-90

FG成功率:50%以上、3ポイント成功率:40%以上、フリースロー成功率:90%以上を同時に達成すること。

今季はゲームクローザーとしてチームを牽引。

ここまでチームトップの平均23.5得点・7.4アシスト・3ポイント成功率:46.4%とオールスター級の成績を残している。

ドマンタス・サボニス


昨シーズン、オールスタービックマンへと成長したドマンタス・サボニス選手は、今季ポイントセンターとして更に成長した姿を見せている。

センターながら高いパスセンスとハンドリング力を兼ね備え、ここまで10試合に出場し、平均22.2得点・12.4リバウンド・5.8アシストをマーク。

第1週目にはキャリアハイとなる32得点をマークし、プレイヤーオブザウィークを受賞した。

ビクター・オラディポ

これまで2回のオールスターにも選ばれているビクター・オラディポ選手

しかし右足大腿四頭筋断裂の怪我から復帰した昨シーズンは、平均14.5得点・FG成功率39.4%とオールスターに選ばれたころのプレーとは程遠かった。

シーズンが変わった今季はここまで平均20.0得点・5.7リバウンドをマークし、徐々にオールスターの頃のプレーを取り戻している。

マイルズ・ターナー

マイルズ・ターナー選手は、ここまで平均4.0ブロックを記録しているリーグトップのリムプロテクターだ。

3ポイント成功率は27.9%とストレッチ4というには物足りないが、ディフェンス面では確実ペイサーズの中心選手である。

昨シーズンまでフロントコートで共にするドマンタス・サボニス選手との共存に疑問符が付いていたが、サボニス選手がポイントセンターとしてターナー選手を使うことで解決したように見える。

ジャスティン・ホリデー

怪我人の多いチームで、セカンドユニットを引っ張っているのがジャスティン・ホリデー選手だ。

3&Dとしてチームに貢献。

セカンドユニットではスコアラーとして、ここまで平均10.9得点・3.8リバウンドをマークしている。

アーロン・ホリデー

昨シーズンブレイクしたアーロン・ホリデー選手が今季は苦しんでいる。

ここまでは、10試合に出場し、平均5.3得点・1.5アシスト・3ポイント成功率25.8%と低調だ。

アーロン・ホリデー選手は、今季ビョークグレンHCが掲げるフローオフェンスのキーマンなので、早い段階で調子を取り戻したいところだ。

TJ.マッコネル

TJ.マッコネル選手は今季もセカンドユニットのPGでインパクトを残している。

17分の出場時間で4.4アシストというスタッツを残している所も特筆すべき点であるが、プレーメイカーがセカンドユニットには少ないため、マッコネル選手の存在はスタッツ以上に貴重である。

ダグ・マグダーモット

ここまでチームの長距離砲として平均12.0得点をマークしているダグ・マグダーモット選手

スタッツ自体は素晴らしいが、オープンショットをここまでは外している場面が多いのが玉に瑕。

チームとしてはマグダーモット選手にお膳立てをしているので、3ポイントシュート成功率を4割に乗せたい。

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