2020-21シーズンが開幕!島根スサノオマジックは滋賀と対戦し、今シーズン初勝利!
試合レビュー
待ちに待った2020-21シーズンが開幕!
コロナウィルスの影響でシーズン途中で中止になった2019-20シーズンから半年。
強力なメンバーを迎え入れ、島根スサノオマジックは戻ってきた。
未だコロナウィルスは終息しておらず、観客動員数には規制がかかり、各チーム新外国籍選手の入国が遅れているものの、まず開幕できたことが非常に喜ばしい。
さて、島根の開幕戦の話だが、対戦相手は滋賀レイクスターズだった。
滋賀は外国籍選手のチームの合流が遅れており、開幕戦に登録された外国籍選手は外国籍選手追加契約ルールで獲得したウィル・クリークモア選手一人だけだった。
島根もリード・トラビス選手とぺリン・ビュフォード選手の主力2名がチームに合流できていないものの、登録選手には、デモン・ブルックス選手に、帰化選手のウィリアムス・ニカ選手、外国籍選手追加契約ルールでチームに合流したルーク・エヴァンス選手がおり、外国籍選手2名と帰化選手1名の構成だった。
オンザコート1の滋賀に対し、島根は終始オンザコート2であり、当然開幕戦は島根のインサイド有利の展開で進んでいった。
滋賀のデモン・ブルックス選手対策
滋賀は何とかして、島根のインサイドを止めなければならなかった。
特に止めなければいけないのは、島根のエースであるデモン・ブルックス選手である。
パワーとスピードを兼ね備え、インサイド・アウトサイドともに得点が取れるPFは何の対策も取らなかったら、20得点かもしくはそれ以上取られるだろう。
私は試合前、島根のインサイド対策に、滋賀はゾーンプレスディフェンスかボックス1で来るのではないかと予想した。
しかし、滋賀が実際に行ったのは、インサイドでのダブルチームだった。
ブルックス選手かニカ選手がペイントアタックする時は必ず2人でダブルチームを行い、その他の選手はローテ―ションでカバーする戦略を取ったのだ。
この戦略は成功した。
事実、デモン・ブルックス選手は9得点、ニカ選手は11得点しか取れなかった。
しかし、1人に2人がマークするということは、残りの3人で4人をマークしなければいけないことになり、結果1人フリーになってしまう。
特に逆サイドのコーナーやボールサイドのウィングなどは空きやすくなってしまう。
この日もブルックス選手のペイントアタックから逆サイドのコーナーへ展開し、北川選手や杉浦選手らがスリーを決めるシーンを何度も見かけた。
10/4(日)の試合も、滋賀がインサイドのダブルチームに来るならば同じ戦略が使えるだろう。(ボールサイドのウィングにも一人は待機していてほしいが)
島根がターンオーバーが多かったわけ
この試合、島根はターンオーバー19と非常に多かった。
なぜここまで多かったのか。
それは滋賀のハードショー(ハードヘッジ)と呼ばれるディフェンスをしたからである。
ハードショーとは、相手がスクリーンプレーをする時に、スクリーナーのディフェンスが積極的にボールマンを止めるディフェンスである。
このハードショーのプレッシャーに島根はハンドリングミスやパスミスを連発した。
実はこのハードショー、島根もやっている。
しかし、島根のハードショーは強度が弱く、相手に簡単にイージーパスを出されていた。
出来れば足止め、そうでなくとも難しいパスを出させるくらいの強度を求めたい。
ここは島根のディフェンスの改善点だと感じた。
今シーズン初勝利おめでとう!
とは言え、半年ぶりの実践。それに敵地での開幕と私が想像できないくらいタフな試合だったのは間違いない。
そんな試合を勝ち切ったのは、本当に素晴らしいと思う。
今シーズン、初勝利おめでとう!
Today`s MVP:杉浦佑成選手
今日のMVPは、杉浦佑成選手。
3ポイントシュート3本成功を含む13得点・6リバウンドの活躍は、期待していた通りの活躍だった。
福岡大付属大濠高校から筑波大学へ進学、高校時代から有名だった杉浦選手が地方のスモールマーケットの球団へ移籍するのは並々ならぬ決意だったと思う。
今までできたプレーに加え、今までやらなかったプレーも島根でどんどん挑戦して、日本A代表に入ってほしい。
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