残業代を出さないのに始業の1時間前に出社させる会社はクソ

残業代を出さないのに始業の1時間前に出社させる会社はクソ

朝は眠い。

そんな眠い身体をなんとか起こして、髪を整え、スーツに着替え、始業の1時間前に会社に着くように家を出る。

残業代は出ない。クソである。

労働者は資本家に搾取されている

かつて、カール・マルクスは労働者(サラリーマン)は資本家に搾取されていると指摘した。

資本主義経済は商品の集合である。

パン屋にはパンという商品があり、花屋には花という商品があり、漫画家にはマンガという商品がある。

では、労働者はどうだろうか。一見すると商品をもっていないように見える労働者もちゃんと商品をもっている。「労働力」こそが労働者の商品である。

労働力は、ケアしなければどんどん消耗していく商品である。人間なので当たり前である。

なので、ちゃんと毎日一定の労働力を提供できるように、資本家は労働者に衣食住そしてわずかな娯楽費を給料として払うのである。

ここまでは良い。

しかし問題があって、労働者の雇い主である資本家は一日に労働力を回復できる量以上に、労働者を働かせるのである。

これがマルクスの言う搾取である。

話を始業の1時間前に会社に着くように家を出る話題に戻そう。

朝早起きして家を出る。これは非常に労力を使う作業である。そして、会社に着いて1時間無給で働くのである。

これは搾取以外何物でもない。支払われる給料の中で労働力を回復することができる以上に、働かせている行為である。

労働者の唯一の商品である労働力は買いたたかれてはダメなのである。

それなのに、喜々として1時間前に会社に働く人がいる。自分が好きで働くだけならまだ良い。私も何も言うまい。

しかし、1時間前に来なかったからと言って、「もっと早く来いよ!!」と怒る人は馬鹿である。

自ら進んで奴隷の道を選ぶその根性や良し。君なら立派な資本家の奴隷になれるだろう。

しかし、奴隷仲間を作るように同調圧力をかけるのはいただけない。自ら進んで資本家の奴隷になる馬鹿は君一人で十分なのである。

おわり。

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1 個のコメント

  • 昔むかしはこのルールでもリターンがあった
    今は無い、ビジネスで言えばサビ残は企業の甘えである。

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