ウィズコロナでの働き方のアセット・ロケーションについて
新型コロナウィルスが広がるのを防ぐために、4月7日に東京など7都府県を対象に緊急事態宣言が出されて早1カ月。
途中の4月16日には、緊急事態宣言の対象地域は全国に拡大し、政府は更に5月31日まで緊急事態宣言の延長する方針を決めたらしいです。
コロナはすぐには収束しない。
これがほぼ共通了解になり、新型コロナウィルスと共に生きる時代を「ウィズコロナ」と表現するようになりました。
今回は、そんなウィズコロナで私たちはどのように働けばいいのか。これをテーマに話をしてみたいと思います。
働き方のアセット・ロケーションとは何か
いきなり話が逸れますが、投資用語に「アセット・ロケーション」という言葉があります。
「アセットロケーション」とは、現金や預貯金、有価証券、不動産といった自分の資産を、どのように配分して持つのかという意味で、いわゆる「資産配分」のことを指しています。
私はウィズコロナでは、働き方もアセット・ロケーションを組むべきであると感じています。
いわゆる、複業ですね。複数の仕事(複数の収入源)を持っていることが、自分の命を助けるようになるという考え方です。
サラリーマンだけでは、クビを切られた時に収入源がたたれてしまう。
終身雇用制という慣習が崩壊した今の日本では、サラリーマンだけの単体のアセットを組むとリスクが大きいです。
かといって、 独立して事業を行うにしても、今回の新型コロナウィルスのようなワクチンがない未知のウィルスが流行った時、リスクが大きすぎる。
では、どのような働き方のアセット・ロケーションを組むべきなのでしょうか。
それが、「勤め人+α」というアセットの組み方です。
勤め人+α
勤め人+αとは、サラリーマンとして働きながら、自分でも事業を行う働き方を指しています。
これがウィズコロナにおいて、一番命の危険を晒されることの低い働き方だと私は思います。
なぜ働き方のアセット・ロケーションにサラリーマンを入れるのか。
それは、サラリーマンの給料が労働力再生産分のコストだからです。
言い換えれば、サラリーマンの給料は毎日サラリーマンが同じように労働力を提供できる分の費用に設定してあるのです。
同じように労働力を提供してもらうためには、住む家の費用(家賃)と食費、衣服代、子どもや奥さんを養うための費用、保険料、電気・ガス・水道代などのお金が必要です。
それらを払うためのお金。それこそがサラリーマンの給料なのです。
だからサラリーマンはお金持ちになれない、と一般的に 「労働力再生産」という言葉が登場する文脈では続くのですが、ここでは違います。
サラリーマンをやり続けていさえすれば、衣食住と家族を養うお金分の収入は担保されていることになるのです。逆説的ですけどね。
これさえ確保していれば、飢えることはないし、家族を守れないこともありません。
だから、先が読めないウィズコロナの状況で、サラリーマンを働き方のアセット・ロケーションに入れるのです。
でも勤め人だけでは、お金持ちにはなれません。更に、終身雇用制も崩壊し、いつクビにされるかも分からないのが現状です。
そのため、サラリーマンとは別の収入源を確保する必要があります。副業ですね。
副業はなんでもいいでしょう。ブログ、Youtube、不動産、セドリ、農業。なんでも良いと思います。
ひとつポイントがあって、それは勤め先がホワイト企業であることです。
毎日10時間や11時間くらい働いていたら、とてもじゃないですけど副業なんて無理です。
事業を立ち上げるのは、体力と精神力が必要ですしね。
1日6~8時間程度でサラリーマンの労働を終えられるホワイト企業に就職すること。これが勤め先に求める条件にしましょう。
そして、仕事が終わった後に、自分の事業を進めていく。これがウィズコロナにおいて、一番リスクの低い働き方だと思います。
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