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B.LEAGUEにおいて今シーズン、最も成長した選手は誰か?
MIPという賞をご存じでしょうか。
MIPはNBAの賞の一つで、前年と比べてその年に最も成長した選手に贈られる賞です。
ちなみにMIPは、Most Improve Player(最成長選手)の略です。
そんなMIPなのですが、日本のプロバスケリーグであるBリーグにはないんですよね。
なので今回、筆者の私が独断と偏見で、2019-20シーズンのBリーグにおけるMIP(最成長選手賞)を決めちゃいたいと思います。
選考基準は、以下の3つです。
①Bリーグで2年以上プレーしていること(特別指定選手契約の選手も含む)
②日本国籍の選手であること。
③B1チームに所属している選手であること。
2019-20シーズンMIP候補者
では、2019-20シーズンのMIP候補者を見ていきます。私が今年、ノミネートした選手は以下の4名です。
名前 | 所属チーム | ポジション | 年齢 |
前田悟 | 富山グラウジーズ | SF | 22歳 |
橋本拓哉 | 大阪エヴェッサ | SG | 25歳 |
今村佳太 | 新潟アルビレックスBB | SG/SF | 24歳 |
斎藤拓実 | 滋賀レイクスターズ | PG | 24歳 |
一人ひとり、じっくり見ていきましょう。
前田悟(富山グラウジーズ)
まず、一人目が富山の前田悟選手。
前田選手は一見すると凄く地味な選手なんですよね。身体能力が高いわけでもなく、華があるプレイヤーでもないです。
でも、めちゃくちゃ点を取ります。ペリメーターエリアからのプルアップジャンパーは精度が高いですし、ペイントエリアでも粘っこくリムにアタックします。
今シーズンの平均得点11.5点は、日本人トップクラスです。
橋本拓哉(大阪エヴェッサ)
圧倒的な身体能力と正確なアウトサイドシュート力を兼ね備えている橋本拓哉選手。
初めて見たときは、今Gリーグで活躍している馬場雄大選手と同じくらいの衝撃を受けました。
ダンクがめっちゃカッコいい。
今村佳太(新潟アルビレックスBB)
その風貌から、今村選手のことを私は「和製ベン・シモンズ」と呼んでいます。
ポジションはSG/SFとなっていますが、試合ではPGもこなすこともあり、そういう所もシモンズと似ています。
バスケIQは新潟の中では図抜けていますね。
フローター、フェイダウェイ、プルアップジャンパー、3Pと多彩なシュートムーブを持っており、今シーズンの平均得点は10.9得点と自身初となる二桁得点をマークしました。
ガードナー選手が抜け、今シーズンの新潟は今村選手が中心のチームという感じでした。
斎藤拓実(滋賀レイクスターズ)
身長171cmとBリーグの中でもかなり小柄な選手なのですが、今シーズン平均13.0得点をマークしている斎藤拓実選手。
ハンドリング、パス、シュートとそのどれもが高いレベルでプレーができるポイントガードです。
3P%の42.9%も去ることながら、平均5.4のアシスト数も見逃せず、パサーとしても優秀な選手です。
雑誌『Dunk shot』の中で、ジェフ・レンチナー氏は、ボストン・セルティックスのポイントガードであるケンバ・ウォーカー選手のことを「ポイントプロデューサー」と表現していますが、斎藤選手はまさにBリーグにおけるポイントプロデューサーですね。
2019-20シーズンのMIPは…
それでは、今シーズンの私が選ぶMIPを発表したいと思います。
2019-20シーズンのMIPは、斎藤拓実選手です!!!
おめでとうございます。
下の表は、昨シーズンと今シーズンの各種スタッツの対比なのですが、本当に今シーズンの活躍ぶりはすばらしかったです。
来期も期待しています。
2018-19 | 2019-20 | |
平均得点 | 3.6 | 13.0 |
平均リバウンド数 | 1.0 | 2.5 |
平均アシスト数 | 2.0 | 5.4 |
平均スティール数 | 0.5 | 1.1 |
FG% | 47.6% | 48.9% |
3P% | 29.6% | 42.9% |
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