林晃汰選手のバッティングフォームは高校時代とプロ1年目でどう変わったのか
昨年はファームで、打率.225、7本塁打、OPS.674と高卒1年目としては十分及第点を与えられる成績を残したカープの林晃汰選手。
「ポスト鈴木誠也」が次世代のチーム作りのテーマになっているカープにおいて、林選手は将来のスラッガーとして非常に期待されていると思います。
高校時代からパワーヒッターとして注目されていた林選手ですが、正直高校時代の林選手は私はあまり買っていませんでした。
というのも、高校時代の林選手はカラダに軸ができていなくて安定していなかったからです。
カラダの軸とは何のことでしょうか。横田真一氏は、著書『4スタンスゴルフ』でカラダの軸について以下のように語っています。
5ポイント理論は、これまであいまいだった「軸」の定義を明確化するものである。すなわち、カラダに存在する5つのポイントのうち3つ以上が直線上に揃えることでカラダに「軸」ができ、スムーズで安定した動きができるということになる。
『4スタンスゴルフ』横田真一著 実業之日本社 p.15より引用
カラダに存在する5つのポイントのうち3つ以上が直線上に揃うと軸ができる。
その5つのポイントというのが、首のつけ根、みぞおち、股関節(腰、骨盤、そけい部)、ヒザ、下足首(足底)の5つです。
この5つのうち、3つ以上が直線上に揃うと軸ができるのです。
さっそく、林選手の高校時代のフォームを見てみましょう。
首のつけ根、みぞおち、股関節、ヒザ、下足首(足底)に赤丸をつけた画像が下の画像です。
首のつけ根と下足首(足底)の2点しか直線上になく、軸ができていないことが分かります。どっしりした腰回りなのに、高校時代の林選手のフォームにどことなく安定感が欠ける印象を抱くのはこのためです。
それでは、プロ1年目の林選手のフォームを見ていきましょう。
首のつけ根、みぞおち、股関節、ヒザ、下足首(足底)に黄色の丸をつけた画像が下の画像です。
首のつけ根、みぞおち、下足首の3点が直線上にあり、軸ができていることが分かります。
軸ができたため、高校時代よりスムーズで安定したバッティングができるようになっています。
このカラダに軸ができたことが、林選手のバッティングフォームで高校時代とプロ1年目で大きく変わった点だと思います。
ちなみにこのフォームの修正は、1年目の春の時点で直されていました。
林、何が良くなったって軸が安定するようになったこと
— ひさもと (@hisamoto_0) March 7, 2019
カープの高い指導力が垣間見ますね。
おわり。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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