【広島カープ】プロスペクトランキング2020
どうもこんにちは!ひさもとです。
個人的な、広島カープのプロスペクトランキング2020を作りました。
プロスペクトの基準は適当で、25歳以下で、1軍に定着しきれていない選手というがばがば具合です。
選考基準は将来性ではなく、今シーズン一軍へ与えるインパクトの大きさです。
これは言い換えると、25歳以下の一軍に定着しきれていない選手の中で、私が一軍で活躍しそうだと思っている選手順に並んでいます。
という訳で、出来たプロスペクトランキングがこちら!
1位は昨年のドラフト1位の森下暢仁投手。2位は小園海斗選手。3位は坂倉将悟選手がランクイン。
キャンプを見る限りこの3人は、もう1軍のレギュラークラスの実力があると思ういます。小園選手と坂倉選手は、出場機会の問題がありますが、森下投手はローテ入りは間違いないでしょう。
4位と5位は、ローテーション投手として期待がかかるアドゥワ誠投手と遠藤淳志投手がランクイン。
6位には、正隨優弥選手を入れました。このオフ、バッティングが凄く成長した選手です。
7位にはトミージョン手術から復帰を目指す高橋昂也選手。今年の広島のジョーカー的存在です。
8位は昨年オフに育成から支配下登録された大盛稔選手。外野守備と走塁はチームNo.1で、外野のスペシャリストとしてランクインしました。
大盛選手は、オフにビルドアップして身体が大きくなったので、バッティングの方も力強くなるのではと予想しています。
9位にはサウスポーの塹江選手、10位には中村奨成選手がランクイン。
ポスト曾澤は坂倉選手か中村奨成選手か。今シーズン、いよいよその決着が付くのではないかと個人的にはそっちの方面も注目しています。
注目選手
それでは、プロスペクトランキングの中から注目選手について思っていることを書いていきます。
注目選手の評価には、「20-80スケール(図1)」で評価しています。
この「20-80スケール」では50をNPBの平均、20を最低、80を最高とし10ごとに区切った7段階に、ハーフグレードと呼ばれる45と55を加えた9段階で評価しています。(例えば走力が70なら、NPBの中に入れても非常に優れた走塁能力の持ち主という評価になります)
更に知りたい方は「20-80スケールを使ったスカウティング的観戦のすすめ」が分かりやすいです。
森下暢仁
基本情報
ポジション | 投手 |
身長/体重 | 180cm/76kg |
生年月日 | 1997年8月25日(22歳) |
ドラフト年/順位 | 2019年/1位 |
出身校 | 明治大学 |
評価
カープファンの前に、背番号18が5年ぶりに戻ってきました。
背番号18をつけている選手は、昨年のドラフト1位の森下暢仁投手。明治大学のエースにして、昨年の大学No.1投手と評価された選手です。
フロントや首脳陣からの期待の高さは、佐々岡真司投手や前田健太投手など歴代のカープのエースが付けていた背番号18を渡すところから伺えます。
森下投手の一番の魅力は、威力抜群のストレートです。ストレートの球速帯は、140後半くらいありそうなので、ストレートの平均球速ではプロでも上位に来ると思います。
ストレート以外にも、沈み込むチェンジアップ、カットボール、カーブなどの変化球を投げ、これらの持ち球を使って投球を組み立てることができる点にインテリジェンスの高さを感じます。
コントロールは言われているほど緻密ではありませんが、四球で崩れることはなく、ストライクゾーン内に投げて勝負していくタイプです。
動画
小園海斗
基本情報
ポジション | 遊撃手 |
身長/体重 | 178cm/84kg |
生年月日 | 2000年6月7日(19歳) |
ドラフト年/順位 | 2018年/1位 |
出身校 | 報徳学園 |
評価
言わずと知れたカープのトッププロスペクト、小園海斗選手。
プロでも平均を大きく上回る走力と肩力を持っており、守備では柔らかいボールハンドリング、バッティングも非凡なものを魅せるアスリート型の選手です。
ただバッティングでは、1軍で打率.213と苦しみました。まあ高卒1年目なんで当たり前なんですけどね。
それで、今年はどうかなとキャンプを見てたらビックリ!
打席に立ったらもう打ちそうな雰囲気がぷんぷん!いや、本当ですよ!
本気で田中広輔選手から、ショートのポジションを取りに来ているんだなとひしひし感じました。
バッティングフォームのことを少し語ると、トップを作るときにバットをゆらゆら揺らす「遊び」を少し減らして、立つ位置を捕手寄りにしたそうです。
一軍投手の球を打つため、フォームをシンプルにして、少しでも長く見る工夫が見えますね。
さすがに田中選手の壁は大きいと思いますが、サードあたりで起用しても面白いのではないかと考えています。
動画
坂倉将悟
基本情報
ポジション | 捕手 |
身長/体重 | 176cm/86kg |
生年月日 | 1998年5月29日(21歳) |
ドラフト年/順位 | 2016年/4位 |
出身校 | 日大三高 |
評価
非凡なバッティングを魅せる坂倉将悟選手。
外野に挑戦した昨年とは違い、今季は捕手一本で挑戦しています。1軍のバッテリーコーチになった倉コーチの評価も高く、今年はいよいよ石原・曾澤体制から曾澤・坂倉体制に変わるシーズンになりそうです。
曾澤選手も今年で31歳とベテランの年齢になっているので、1週間全ての試合でマスクを被ることはせず、休ませながら起用していくと思うので、ある程度の出場機会はもらえそうです。
バッティングは昨年のドアスイング感がなく、インサイドアウトスイングに変わっていました。
キャンプで印象的だったのは、フリーバッティングで大瀬良投手の外角のストレートを流してスタンドまでもっていったシーンでした。
大瀬良投手の外角のストレートを流してホームランできるんだったら、活躍間違いなしです。少なくとも二軍の選手では、できないバッティングでした。
バッティングばかり注目される坂倉選手ですが、守備も良いです。フレーミングも上手いですし、スローイングも正確で丁寧です。
フレーミングだけなら、曾澤選手より上手いです。
今年、期待している選手の一人ですね。
アドゥワ誠
基本情報
ポジション | 投手 |
身長/体重 | 196cm/85kg |
生年月日 | 1998年10月2日(21歳) |
ドラフト年/順位 | 2016年/5位 |
出身校 | 松山聖陵高 |
評価
菊池保則投手、テイラー・スコット投手と並んで、カープでは少ないシュート成分が多めなストレートを投げるアドゥワ投手。
フィールディングも良く、昨シーズンは91.2回を投げ、防御率4.32と素晴らしい活躍をしました。
個人的には、ポスト九里として凄く期待している投手です。先発・中継ぎ、両方行けますもんね。
気になるのは、キャンプでアドゥワ投手が綺麗な4シームを投げていた点です。
4シームとシュートを投げ分けているのだと思いますが、アドゥワ投手の良さってシュート成分が多いストレートだと思うので、ここは気になりましたね。
高橋昂也
基本情報
ポジション | 投手 |
身長/体重 | 181cm/90kg |
生年月日 | 1998年9月27日(21歳) |
ドラフト年/順位 | 2016年/2位 |
出身校 | 花咲徳栄高 |
評価
トミージョン手術からの復帰を目指す高橋昂也投手。 今年のカープのジョーカー的存在です。
昨年の10月中旬にブルペンで投げ始めて、順調に復帰に向けてリハビリをしています。
おそらく夏ごろには、戦線に復帰できるのではないでしょうか。
トミージョン手術をした選手は球が速くなるという持論があって(もちろんリハビリ中にきついトレーニングをしているから球速が上がるのだと思います)、高橋昂也投手も球が速くなっているのではないかと期待しています。
怪我をする前から、ストレート、スライダー、フォークはかなり完成度が高かったので、戻れば戦力になってくれるのではないでしょうか。
先発でも良いですし、三振が取れる変化球があるので中継ぎでも面白いのではないかと思うのですが、おそらく復帰時期にはカープのローテーションは崩れていると思うので先発として起用されると予想しています。
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