T.J.ウォーレン選手の魅力
基本情報
身長/体重 | 203cm/100kg |
ドラフト順位 | 2014年全体14位 |
ポジション | SF |
生年月日 | 1993年9月5日 |
大学 | ノースカロライナ州立大学 |
国籍 | アメリカ |
経歴
大学時代
高校時代から高い評価を受けていたTJ.ウォーレン選手。
高校時代には、 高校バスケのオールスターゲームであるマクドナルド・オールアメリカンにも選出されました。
高校を卒業すると、ウォーレン選手は地元ノースカロライナのノースカロライナ州立大学へ進学します。
1年生から35試合に出場し、平均12.1得点・4.2リバウンドをマークし、チームをNCAAトーナメントに導きました。
2年時になると前年度のチームの主力選手が去ったため、出場時間が増加。35試合全試合スタメンで出場し、平均24.9得点・7.1リバウンドという記録を残しました。
ウォーレン選手はこの年、ACCプレイヤーオブザイヤーを受賞しました。
2年時が終了後、ウォーレン選手はNBAドラフトにエントリーしました。
フェニックスサンズ時代
2014-15
T.J.ウォーレン選手は、2014年ドラフト1巡目全体14位でサンズに指名されました。
2014年ドラフトで指名された選手には、ジョエル・エンビード選手(1巡目全体3位)やニコラ・ヨキッチ選手(2巡目全体41位)などがいます。
この年のAll-NBAサマーリーグでは、All-NBAサマーリーグセカンドチームに選ばれます。
サマーリーグ後、左親指の怪我でNBAデビュー戦が遅れますが、11月9日のウォーリアーズ戦でNBAデビューを果たしたウォーレン選手。
11月17日のセルティックス戦ではNBA初得点をマークします。
ルーキーイヤーは平均6.1得点で終わりました。
2015-16
この年もNBAのサマーリーグに出場したウォーレン選手は、平均22.4点をマークしAll-NBAサマーリーグファーストチームに選ばれます。
初のダブルダブルや1試合29得点を記録した試合もあり、プレータイムや平均得点などのスタッツが大幅に向上。
平均得点は前年の6.1得点から、11.0得点まで伸びました。
しかし、2016年2月に右足の骨折で離脱し、出場試合は47試合に留まりました。
2016-17
P.J.タッカー選手の怪我もあり、先発スモールフォワードとして起用されると、得点・リバウンド・アシストの主要部門で前の年より大幅に上回るスタッツを残し、スターターのポジションを掴みとります。
2017-18
シーズンが始まる前、ウォーレン選手はサンズと4年5000万㌦(約54億円)の大型契約を結びます。
この年、ウォーレン選手は65試合にスターターとして出場し、平均19.6得点とキャリアハイの成績をマークします。
2018-19
サンズのエース、デビン・ブッカー選手に次いでチームのスコアラーになったウォーレン選手。
3ポイント成功率はキャリアハイの42.8%、FT成功率もキャリアハイの81.5%を記録します。
しかし、このシーズンは怪我が相次ぎ43試合の出場に留まりました。
ペイサーズ時代
2019-20シーズン
2019-20シーズン。ウォーレン選手は金銭トレードで、サンズからペイサーズに移籍します。
サンズはキャップスペースを空けるため、このトレードを行ったと考えられています。
ペイサーズに移籍した後も、ウォーレン選手はチームのスコアラーの一人としてウィング・コーナーから得点を量産し、キャリアハイとなるシーズン平均19.8得点・4.2リバウンドをマークしました。
2020年8月2日の76ers戦では、キャリアハイとなる1試合53得点をマーク。3ポイントシュートも1試合9本成功し、キャリアハイを更新しました。
absolutely unreal performance from @TonyWarrenJr 😯 pic.twitter.com/rRI3zYJjyb
— Indiana Pacers (@Pacers) August 2, 2020
▪️ 53 PTS (career-high)
— NBA (@NBA) August 2, 2020
▪️ 9 3PM (career-high)
▪️ @Pacers W in Orlando opener
T.J. Warren GOES. OFF. 🔥 pic.twitter.com/yUoipSf1EE
ウォーレン選手はシーディングゲーム(順位決定戦)での平均31.0得点・6.3リバウンドをマーク。
この活躍により、ウォーレン選手はオール・シーディングゲーム・ファーストチームに選出されました。
The Kia NBA All-Seeding Games First Team!@DevinBook (unanimous)@luka7doncic (unanimous)@Dame_Lillard (unanimous)@JHarden13@TonyWarrenJr pic.twitter.com/Y8gVr2iYTv
— NBA (@NBA) August 15, 2020
プレースタイル
T.J.ウォーレン選手は、スラッシャータイプのスモールフォワードです。
スラッシャー(slasher)とは、ドライブを多用する選手のこと。
ペリメーターを主戦場としているのにも関わらず、通算FG%が50%を超えと高いシュート成功率をマークしているところも特長です。
NBAデビュー当初は3ポイントシュート成功率が悪く、試合での試投数も少なかったですが、年々3ポイントシュート成功率が向上。
直近2年間では、3ポイントシュート成功率が3割後半をマークしています。
ポジション的に相手スコアラーをマークすることが多いため、Defensive +/-は平均以下ですが、スティールが上手いことも特長の一つです。
スタッツ
Season | Age | Tm | Lg | Pos | G | GS | MP | FG | FGA | FG% | 3P | 3PA | 3P% | 2P | 2PA | 2P% | eFG% | FT | FTA | FT% | ORB | DRB | TRB | AST | STL | BLK | TOV | PTS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014-15 | 21 | PHO | NBA | SF | 40 | 1 | 15.4 | 2.8 | 5.4 | 0.528 | 0.1 | 0.5 | 0.238 | 2.7 | 4.8 | 0.560 | 0.540 | 0.4 | 0.5 | 0.737 | 1.0 | 1.1 | 2.1 | 0.6 | 0.5 | 0.2 | 0.7 | 6.1 |
2015-16 | 22 | PHO | NBA | SF | 47 | 4 | 22.8 | 4.7 | 9.4 | 0.501 | 0.6 | 1.5 | 0.400 | 4.1 | 7.9 | 0.520 | 0.533 | 1.0 | 1.4 | 0.703 | 1.2 | 1.9 | 3.1 | 0.9 | 0.8 | 0.3 | 0.7 | 11.0 |
2016-17 | 23 | PHO | NBA | SF | 66 | 59 | 31.0 | 6.1 | 12.3 | 0.495 | 0.4 | 1.5 | 0.265 | 5.7 | 10.8 | 0.527 | 0.511 | 1.8 | 2.3 | 0.773 | 1.9 | 3.2 | 5.1 | 1.1 | 1.2 | 0.6 | 0.9 | 14.4 |
2017-18 | 24 | PHO | NBA | SF | 65 | 65 | 33.0 | 8.1 | 16.4 | 0.498 | 0.3 | 1.4 | 0.222 | 7.8 | 15.0 | 0.523 | 0.507 | 3.0 | 3.9 | 0.757 | 1.9 | 3.2 | 5.1 | 1.3 | 1.0 | 0.6 | 1.3 | 19.6 |
2018-19 | 25 | PHO | NBA | SF | 43 | 36 | 31.6 | 6.9 | 14.2 | 0.486 | 1.8 | 4.2 | 0.428 | 5.1 | 10.0 | 0.510 | 0.549 | 2.3 | 2.9 | 0.815 | 0.7 | 3.3 | 4.0 | 1.5 | 1.2 | 0.7 | 1.2 | 18.0 |
2019-20 | 26 | IND | NBA | SF | 67 | 67 | 32.9 | 8.0 | 14.9 | 0.536 | 1.4 | 3.4 | 0.403 | 6.6 | 11.5 | 0.575 | 0.581 | 2.5 | 3.0 | 0.819 | 1.0 | 3.2 | 4.2 | 1.5 | 1.2 | 0.5 | 1.3 | 19.8 |
Career | NBA | 328 | 232 | 28.8 | 6.4 | 12.6 | 0.507 | 0.8 | 2.1 | 0.361 | 5.6 | 10.5 | 0.535 | 0.536 | 1.9 | 2.5 | 0.779 | 1.4 | 2.8 | 4.1 | 1.2 | 1.0 | 0.5 | 1.0 | 15.5 |
参考文献
Wikipedia – T.J.Warren(2020年2月7日閲覧)
NBA.com – Damian Lillard, Devin Booker headline Kia NBA Seeding Games awards (2020年8月16日閲覧)
Basketball Reference – TJ.Warren (2020年9月17日閲覧)
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