マルコム・ブログドンの魅力【ペイサーズ】

マルコム・ブログドンの魅力

基本情報

国籍アメリカ合衆国
生年月日1992年12月11日
ポジションPG・SG
ドラフト年/順位2016年/36位
身長/体重196㎝/96kg
Twitter@MalcolmBrogdon7

経歴

大学時代

NBAで活躍する選手の多くは、大学1年生や2年生のシーズンを終えるとアーリーエントリーしてNBA入りしているケースがほとんどです。

しかし、ブログドン選手はそのようなエリート街道を歩んでいませんでした。

バージニア大学に進学したブログドン選手は、大学4年生のシーズンまでプレイしてからNBA入りを果たしています。

4年間在籍した大学時代にブログドン選手は、大学3年生の時にAll-American のセカンドチームに、大学4年生の時にAll-Americanファーストチームに選ばれています。

ちなみに大学4年時(2016年)のAll-Americanファーストチームには、76ersのベン・シモンズ選手も選出されています。


ミルウェーキー・バックス時代

2016-17

大学4年までプレーしたブログドン選手は、2016年6月23日、ミルウェーキー・バックスから2巡目全体36位で指名されました

バックスとサインしたブログドン選手はこの年、75試合に出場し、平均10.2得点・4.2アシストをマーク

この年、ブログドン選手は2巡目指名ながら新人賞を受賞し、オールルーキー1stチームにも選出されました。

ブログドン選手は、カリーム・アブドゥル・ジャバ―選手に続いて2人目のバックスで新人賞を受賞した選手になったのです。

ちなみにブログドン選手は、新人賞の歴史において最も平均出場時間が短く、平均得点が少ない選手という、ちょっと不名誉な記録も持っています。


2017-18

2017-18シーズンは48試合に出場し、平均13.0得点・3.3リバウンドをマーク

平均出場時間、平均得点などスタッツが新人賞を受賞した前年より向上しました。

しかし、2月2日のミネソタ ティンバーウルブズ戦で左四頭筋腱を痛め、その後30試合欠場

出場試合数を前年から大きく減らし、2年目のジンクスにかかるシーズンとなりました。


2018-19

NBA3年目のシーズンは前年とは反対に大活躍。

FG%が50.5%、3P%が42.6%、FT%が92.8%を記録し、50-40-90クラブを達成

バックスのイースタン・カンファレンスシーズン優勝に大きく貢献しました。

50-40-90とは
50-40-90とは、FG%が50%、3P%が40%、FT%が90%以上をシーズン平均で達成することを言う。 マルコム・ブログドンの他に達成しているのは以下の7選手。

・ラリー・バード
・マーク・プライス
・レジ―・ミラー
・スティーブ・ナッシュ
・ダーク・ノビツキ―
・ケビン・デュラント
・ステフィン・カリー

バックスからペイサーズへのトレード

2018-19シーズン、バックスの優勝に大きく貢献したブログドン選手でしたが、大きな転機が訪れます。

それがペイサーズへのトレード移籍です。

2018-19シーズンオフ、バックスは再契約を結ばなければいけない選手が4人いました

1人がアデトクンボに次ぐ2番手選手、クリス・ミドルトン選手

2人目がストレッチ5としてアデトクンボを支えるブルック・ロペス選手

3人目がストレッチ4として活躍していたニコラ・ミロティッチ選手。そして4人目がブログドン選手でした。

ブログドン選手とPGのプレータイムを分かち合っていたエリック・ブレッドソー選手もFAになる予定でしたが、3月の時点で4年総額7,000万円で再契約を結んでいました。

ミドルトン選手とロペス選手と再契約を結んだバックスに、サラリーキャップの余裕はもう既にありません。

そのため贅沢税を回避するために、バックスは2020年のドラフト1巡目指名権とその他2つの2巡目指名と引き換えに、ブログドン選手をペイサーズにトレードすることになったのです。


ペイサーズ時代

2019-20

サイン&トレードでバックスからペイサーズに移籍したブログドン選手。

2018-19シーズンの年棒はわずか154万ドルだったブログドン選手は、ペイサーズと4年8500万ドル(今季の年棒は2000万ドル)の大型契約でサインします

これはペイサーズではエース・ビクターオラディポに続く2番目に大きな契約でした。

ペイサーズに移籍しプレータイムが伸びたブログドン選手は、 ーズン平均16.5得点、平均7.1アシスト、平均4.9リバウンドと主要なスタッツで軒並みキャリアハイを更新する活躍を魅せました


2020-21

2021年1月6日のヒューストン・ロケッツ戦でキャリアハイとなる1試合35得点をマークしました。

プレースタイル

PG(ポイントガード)とSG(シューティングガード)の2つのポジションをこなせるコンボガードのブログドン選手。

プレイ自体に派手さはなく、堅実そのものですが、ペネトレイト (ゴールに向かって切れ込む) ・プルアップジャンパー(ドリブルでペネトレイトし、ストップしてからジャンプシュートに持ち込むこと)、3Pシュート、フリースローを高い水準でプレーできることが彼の魅力の一つです。


シーズン成績

SeasonAgeTmLgPosGGSMPFGFGAFG%3P3PA3P%2P2PA2P%eFG%FTFTAFT%ORBDRBTRBASTSTLBLKTOVPFPTS
2016-1724MILNBASG752826.43.98.50.45712.60.4042.85.90.480.5181.51.70.8650.62.22.84.21.10.21.51.910.2
2017-1825MILNBAPG482029.95.110.50.4851.33.40.3853.87.10.5320.5471.61.80.8820.52.83.33.20.90.31.42.713
2018-1926MILNBASG646428.65.911.70.5051.63.80.4264.37.90.5440.5752.22.40.92813.54.53.20.70.21.41.615.6
2019-2027INDNBAPG545430.9613.80.4381.44.30.3264.69.50.4880.4893.13.40.8920.944.97.10.60.22.41.816.5
CareerNBA24116628.75.110.90.4711.33.40.3853.87.50.510.53122.30.8940.83.13.84.40.90.21.71.913.6

参考文献

Malcom Brogdon Wikipedia (2019年12月1日閲覧)

Why Malcom Brogdon and the Bucks parted ways in free agency (2019年12月1日閲覧)

Basketball Reference – Malcom Brogdon (2020年8月24日閲覧)

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