ドマンタス・サボニス選手の魅力【インディアナ・ペイサーズ】
基本情報
国籍 | リトアニア、アメリカ |
生年月日 | 1996年5月3日 |
ポジション | パワーフォワード |
ドラフト年/順位 | 2016年1巡目全体11位 |
身長/体重 | 211cm/109kg |
@dsabonis11 |
経歴
サボニス選手の父、アルヴィダース・サボニス選手はリトアニアの伝説的な選手でNBA選手だった。
サボニス選手は、父アルヴィダース・サボニス選手がポートランド・トレイルブレイザーズに所属していた頃に、アメリカのポートランドで誕生した。
スペインリーグ時代
そんな偉大な父の元に生まれ育ったサボニス選手は16歳の時に、スペインプロリーグのウニカハ・マラガでプレー。
その後、1年間クリニカス・リンコンにレンタル移籍した後、ウニカハ・マラガに再び戻り、2013年10月にスペインのトップリーグであるリーガACBでデビューした。
17歳5ヶ月でのデビューはチーム史上最年少記録のことだった。
また同年10月にはユーロリーグデビューも果たしている。
NCAAへ行くため、ウニカハ・マラガでプレーしている間、サボニス選手はサラリー契約はしていなかった。
ゴンザガ大学時代
ウニカハ・マラガはサボニス選手に対して3年63万ドルのオファーを提示したが、サボニス選手はNCAAへ行くため断っている。
そして、2014年からNCAAディビジョン1の強豪ゴンザガ大学へ進学する。
ゴンザガ大学と言えば、現在ウィザーズでプレーしている八村塁選手と同じ大学ですな。
サボニス選手はここで2年間プレーした。
1年生時はほとんどベンチスタートで、シーズン平均得点も9.7得点、平均リバウンド7.1とそこまで高い成績を残せなかったサボニス選手。
しかし2年生時に、シーズン平均得点17.6得点、平均リバウンド11.8をマークし、飛躍を遂げている。
そして2年目でNBAドラフトにアーリーエントリーした。
2016-17
2016年ドラフトで、サボニス選手はオーランド・マジックから1巡目全体11位で指名を受けた。
しかし、ドラフト直後にオクラホマシティ・サンダーへトレードで移籍している。
オクラホマシティ・サンダー獲得
ビクター・オラディポ選手、ドマンタス・サボニス選手、エルサン・イルヤソバ選手
オーランド・マジック獲得
サージ・イバカ選手
NBAルーキーシーズン、81試合(うち66試合スタメン)に出場し、平均5.9得点・3.6リバウンドをマークした。
2017-18
2017年。この年、ポール・ジョージ選手(現:クリッパーズ)のトレードで、ビクター・オラディポ選手と共にインディアナ・ペイサーズに移籍する。
この年、サボニス選手はキャリアハイを更新し、平均得点11.6得点、平均リバウンド7.7個をマークした。
ちなみに一緒にペイサーズに移籍したオラディポ選手はこの年のMIP(最成長選手賞)に選ばれている。
2018-19
2018-19シーズン、サボニス選手は更にキャリアハイを更新し、平均得点14.1得点、平均リバウンド9.3個をマークした。
ファースト・ユニットにはサディス・ヤング選手が出場していたため、サボニス選手は主にセカンド・ユニットのスコアラーとしての出場だった。
この年、サボニス選手はシックスマンオブザイヤーの最終候補者にもノミネートされた。(受賞者はルー・ウィリアムズ選手)
2019-20
2019-20シーズンが始まる前、2つの大きな出来事があった。
1つ目が祖国リトアニア代表として、FIBAワールドカップに出場したことである。
リトアニアは2次予選で敗退したが、サボニス選手は主要3部門(得点・リバウンド・アシスト)でチームのトップ3に入るなど多彩な活躍が光った。
そして、2つ目がペイサーズと4年7490万ドル(約81億円)の大型契約を結んだことである。
大型契約を結んだことで、名実ともにチームの顔になったサボニス選手。
この年、サボニス選手は平均18.5得点・12.4リバウンド・5.0アシストと主要三部門いずれもキャリアハイを更新した。
その活躍からこの年、サボニス選手はNBAオールスターに初めて選出された。
また3月9日のダラス・マーベリックス戦ではシーズン50回目のダブル・ダブルを達成。
トロイ・マーフィー選手が持っていたペイサーズのシーズンダブルダブルのフランチャイズレコードを更新した。
FIFTY DOUBLE-DOUBLES@Dsabonis11 now holds our franchise single-season record. pic.twitter.com/FK5QLRQ2Or
— Indiana Pacers (@Pacers) March 9, 2020
2020-21
12月23日のニューヨーク・ニックス戦でサボニス選手は、キャリアハイ(当時)となる32得点をマーク。
開幕2戦目ではトリプルダブルを達成し、第1週の週間最優秀選手賞に選ばれた。
2月4日のミルウォーキー・バックス戦では、33得点を記録しキャリアハイ(当時)更新した。
While it hasn’t been a great night for the #Pacers overall, Domantas Sabonis is putting up stellar numbers once again. He now has a new career high with 33 points.
— FOX Sports Indiana (@FSIndiana) February 4, 2021
TV: FSI
Stream: FSGO – https://t.co/syecvR9m0E#AlwaysGame pic.twitter.com/g4SRCFRzST
2月17日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦では、キャリアハイ(当時)となる36得点・17リバウンド・10アシストのトリプルダブルを達成。
ペイサーズのフランチャイズ記録となる7回目のトリプルダブルを達成した。
No. 7⃣
— Indiana Pacers (@Pacers) February 18, 2021
most TRIPLE-DOUBLES in franchise history 🤩 pic.twitter.com/nEBHNtvVZ0
2月26日には、怪我のケビン・デュラント選手の代わりに自身2度目となるNBAオールスターに選ばれた。
Indiana @Pacers Forward @Dsabonis11 has been named by NBA Commissioner Adam Silver to replace injured Nets Forward Kevin Durant in the 2021 #NBAAllStar Game. pic.twitter.com/aSkWTI1Asf
— #NBAAllStar (@NBAAllStar) February 26, 2021
2021-22
12月に自身2度目となるイースタン・カンファレンスの週間最優秀選手賞を受賞。
Domantas. Sabonis. 😤
— Indiana Pacers (@Pacers) December 13, 2021
Eastern Conference Player of the Week.
» https://t.co/NfDoYSlEOi#GoldBlooded pic.twitter.com/NmaJwQdY97
1月8日のジャズ戦では、自身キャリアハイとなる42得点をマークし、チームを勝利に導いた。
A career-high 42 PTS on an efficient 18-of-22 shooting night 🔥
— NBA (@NBA) January 9, 2022
Domantas Sabonis showed out in front of the home crowd to lift the @Pacers to the dub! pic.twitter.com/FwVmaphxTI
プレースタイル
サボニス選手は、強靭なフィジカルを活かしたポストアップが魅力のビッグマン。
パス、ハンドリングもビッグマンとしては優れており、二コラ・ヨキッチ選手と並びリーグでも数少ないポイントセンターの一人である。
シュートムーブも多彩であり、ダンク・フックシュート・フローター・フェイダウェイとバリエーションに富んでいることもサボニス選手の魅力の一つである。
一方、3ポイントシュートは苦手としており、キャリア通算でも1試合平均1.0本と3ポイントシュート試投数は少ない。
スクリーナーとしても優秀で、スクリーナーとしてペイサーズのPnRの起点としてプレーすることができる。
シーズン成績
Season | Age | Tm | Lg | Pos | G | GS | MP | FG | FGA | FG% | 3P | 3PA | 3P% | 2P | 2PA | 2P% | eFG% | FT | FTA | FT% | ORB | DRB | TRB | AST | STL | BLK | TOV | PTS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016-17 | 20 | OKC | NBA | PF | 81 | 66 | 20.1 | 2.4 | 5.9 | 0.399 | 0.6 | 2.0 | 0.321 | 1.7 | 4.0 | 0.438 | 0.452 | 0.5 | 0.8 | 0.657 | 0.6 | 3.0 | 3.6 | 1.0 | 0.5 | 0.4 | 1.0 | 5.9 |
2017-18 | 21 | IND | NBA | C | 74 | 19 | 24.5 | 4.6 | 8.9 | 0.514 | 0.2 | 0.5 | 0.351 | 4.4 | 8.4 | 0.524 | 0.524 | 2.3 | 3.0 | 0.750 | 2.2 | 5.5 | 7.7 | 2.0 | 0.5 | 0.4 | 1.9 | 11.6 |
2018-19 | 22 | IND | NBA | C | 74 | 5 | 24.8 | 5.6 | 9.5 | 0.590 | 0.1 | 0.2 | 0.529 | 5.5 | 9.2 | 0.592 | 0.596 | 2.8 | 3.9 | 0.715 | 2.5 | 6.8 | 9.3 | 2.9 | 0.6 | 0.4 | 2.2 | 14.1 |
2019-20 | 23 | IND | NBA | C | 62 | 62 | 34.8 | 7.4 | 13.7 | 0.540 | 0.3 | 1.1 | 0.254 | 7.1 | 12.6 | 0.565 | 0.550 | 3.5 | 4.8 | 0.723 | 3.0 | 9.4 | 12.4 | 5.0 | 0.8 | 0.5 | 2.7 | 18.5 |
Career | NBA | 291 | 152 | 25.6 | 4.8 | 9.2 | 0.522 | 0.3 | 1.0000 | 0.321 | 4.5 | 8.3 | 0.545 | 0.538 | 2.2 | 3.0 | 0.722 | 2.0 | 6.0 | 8.0 | 2.6 | 0.6 | 0.4 | 1.9 | 12.1 |
参考文献
Wikipedia – Domantas Sabonis (2020年9月17日閲覧)
Basketball Reference – Domantas Sabonis (2020年9月17日閲覧)
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