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ドアスイングでもかまわない~広島カープのスカウティング
こんにちは!8/4から全国夏の甲子園大会が始まりましたね。
ドラフト好きの私は、このなかに未来のカープ選手がいるのかななんて思いながら見ています。
そんな時にカープはどのような選手が好きなのか(スカウティングするのか)が気になりますよね。
今回はカープの野手のスカウティングの特徴について見ていきます。
カープの指名野手について振り返る
サンスポではカープのスカウティング戦略を以下のようにまとめています。(太字は筆者による)
まず見るのは「カープの厳しい練習に耐えることはできるか」。次に投手では背の高さ、野手では足の速さや肩の強さと素材を重視。そして数カ月に1回のスカウト会議で選手を紹介して、他地区のスカウトとの社内コンペに勝ち抜けば、秋のドラフトで指名する。SANSPO.COM「広島独自のドラフト戦略 スカウトがまず見るのは『カープの厳しい練習に耐えることはできるか』」
カープの野手のスカウティングで重要視されているのが、カープの練習に耐えられるかです。そしてその次に足の速さや肩の強さが重要となっていきます。
これは過去のカープのドラフト指名選手を見ても分かります。(図1)
(図1)2011年~2017年のカープの野手指名
菊池涼介や野間峻祥、中村奨成選手は脚と肩がプロでもトップクラスの選手ですね。
プロ野球随一の強肩を誇る鈴木誠也選手も、怪我をする前は脚の速さも売りの選手でした。
その他にも田中選手や上本選手、西川選手など脚が速い選手が多いです。
また中村奨成選手や永井選手は、カープの練習に耐えられそうということで指名したのも記憶に新しいです。
ドアスイングでもかまわない~広島カープのスカウティング~
さてここまで、カープのスカウティングが脚の速さ・肩の強さを重視していることについて見てきました。
次に打撃フォーム(メカニクス)について見ていきます。
カープのスカウティングは、打撃フォームは気にしないという特徴を持っています。
ドアスイング(手打ち)の選手でも気にせず指名しますね。
野間選手や中村奨成選手などはドラフト時ドアスイング気味でしたが、上位で指名されています。
打撃はコーチ陣で教えられるという自信をもっているのだと思います。その代わりでカープの練習に耐えられるかが重要視されていますね。
ドアスイングとは何か
さきほどから出てくるドアスイングとは一体なんだ?と思われるかもしれません。
ドアスイングとは、端的に言うとバットが遠回りに出てくるスイングのことです。
ドアスイングになる最大の理由は、打ちだすときにバットのヘッドが下がることです。ヘッドとはバットの先端のことです。
大学時代の野間選手が分かりやすいので、使わせてもらいます。
トップを作りバットが始動するとき、グリップ(手首)が地面とほぼ平行なのが分かるでしょうか。
グリップが地面と平行になるため、当然ながら打ち出すときにヘッドが下がります。結果、ドアスイングとなり、インサイドが捌きにくくなります。
こういうドアスイングの選手でもカープはためらわず指名します。
ドアスイングの修正に自信をもっているからだと思います。実際、野間選手は今ではインサイドアウトスイングで、菅野投手のインコーススライダーを上手く捌いています。
永井選手も二松学舎高校のときはボトムハンドが伸び切る手打ちだったので、高校からプロに入って大丈夫なのか…と不安でした。
しかし、先月のファームでのホームランは綺麗なインサイドアウトスイングでとても驚いたのを覚えています。二軍の朝山東洋バッティングコーチが優秀なんだろうなと思いました。
今年のドラフト候補で言えば、大阪桐蔭の根尾選手がちょうど永井選手と同じようなボトムハンドが伸び切るドアスイングをしていますね。
打撃は長い目で見る必要がありそうです。
ただドアスイングでも気にせず指名するカープなので、これを理由に評価が下がることはまずないと思います。
大事なのは脚の速さ・肩の強さです!
ただカープが大阪桐蔭の選手を指名したことがないので、実際指名するかはわからないです。
ドアスイングがいいってわけじゃなくて修正するってえことですね
ピッチャーは線の細さなんかも見るみたいですね
線が太ければ身長はそれほどでも
サイドスローやアンダーでも変わるみたいです
左ピッチャーだとくせだま餅がいいとかで身長はそれほど気にしないとか
むしろ正統派だと対応されやすいからあんまりとかインタビューでいってたきがしますスカウトの世界も多用ですねえ