都市対抗野球 ドラフト~投手編~

都市対抗野球ドラフト

 

〇投手

田嶋大樹(JR東日本)

 身長/体重 182/75 投/打 左/左 年齢/20
2017年ドラフトで1位指名が濃厚な左腕。高卒2年目からJR東日本のエースとして活躍、今年満を持してドラフト解禁である。スリークォーターからインステップするため、横の角度がある。普段の球速帯は140前後だが、150㌔近いストレートを投げるキャパシティもある。球種はカーブ・スラーブ・カット・4シーム。都市対抗では、スラーブと4シームで緩急を付ける投球を披露した。特に私が注目しているのは、カットを右打者へバックフット(右打者の軸足を狙って投げる変化球)として使っている点である。元々横の角度がある投手で、なおかつインサイドにキレのある沈む球が来たら右打者は打つのに苦労だろう。左打者に対しては、スラーブの出来次第か。


齋藤友貴哉(Honda)

 身長/体重 184/91 投/打 右/左 年齢/22
大卒1年目のルーキー右腕。ドラフト解禁は来年だが、今年の都市対抗で大きなインパクトを残した。ストレートのMaxは都市対抗で計測した152㌔。常時140後半を計測する伸びのあるストレートと、スライダーやカーブが持ち球。来年のドラフト上位候補。


鈴木博志(ヤマハ)

 身長/体重 180/85 投/打 右/左 年齢/21
高卒3年目で150㌔を連発するパワーアーム右腕。都市対抗はHonda戦で初登板、初球いきなり155㌔を計測した。アベレージ150㌔前後を計測するストレートが最大の武器。ストライクゾーンに来た
彼のストレートは、社会人野球レベルではまずウェルヒットにならないほど威力がある。プロ野球の選手でも、彼のストレートには手こずるだろう。課題は制球力と変化球。毎回四死球で塁を賑わす投手であり、変化球はスライダーを投げるが実践的とは言いずらい。即戦力ではないが、ロマンがある投手である。


柏原史陽(JX-ENEOS)

身長/体重 175/80 投/打 右/右 年齢/24
キレのある140~146㌔のストレートを投げる大卒2年目の右腕。持ち球に緩急をつけられる遅めのスライダーと空振りを奪える縦スラがある。今年の都市対抗ではリリーフとして3試合に登板。防御率1.13と好成績を残した。プロに入っても同じくリリーフ中心に起用されると予想される。BB/9が5.65と悪いが、内外に投げ分けるコマンドを持っている。ドラフト指名は3巡目前後と予想する。

7/19 2回被安打0四死球1奪三振1自責点0
7/23 3回2/3被安打1四死球2奪三振5自責点0
7/24 2回1/3被安打3四死球2奪三振0自責点1

 

大下佑馬(三菱重工広島)

身長/体重 179/84 投/打 右/左 年齢/25
大卒3年目の右腕。亜大時代は山﨑(DeNA)や薮田(広島)と同期。都市対抗では、リリーフとして1回2/3登板した。ストレートの球速帯は140~146㌔。コマンドが優れている投手で、スライダーを出し入れできる。また持ち球にフォークがある。ドラフトでは下位指名と予想。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。