川崎ブレイブサンダース、最新戦力チェック【2023-24開幕前】

川崎ブレイブサンダース、最新戦力チェック【2023-24開幕前】

2023-24開幕前ロースター

2023オフの動き

戦力充実度


オフの課題

・ロースターの若返り ×

・ニック・ファジーカス選手を補佐できるディフェンシブプレイヤーの獲得 △

・藤井選手、ファジーカス選手の引き留め ◎


川崎ブレイブサンダース、2022-23シーズン成績


CSで横浜に敗北

中地区首位として臨んだ川崎は、チャンピオンシップクォーターファイナルで同地区2位の横浜ビー・コルセアーズと対戦した。

ここで川崎はスイープ負けで敗退。

河村勇輝選手率いる横浜の若手の勢いに圧倒された形だった。


主力の高齢化が顕著

昨季の川崎は40勝20敗(勝率.667)で中地区首位ではあったものの、2年前の42勝13敗(勝率.764)と比べると勝率は大きく下がった形となっている。

主力選手の高齢化で、戦力は年々落ちている印象だ。

実際、主力選手の開幕時点の年齢を見てみよう。

帰化ビッグマンであるファジーカス選手は38歳、エースの藤井祐眞選手は31歳、篠山竜青選手は35歳、長谷川技選手は34歳、ジョーダン・ヒース選手は32歳と長年チームを支えた功労者たちは軒並み30代前半から30代中盤。

チームの平均年齢30.8歳は宇都宮の30.9歳に次ぐB1全24クラブ中2番目に平均年齢の高いものとなっている

今オフの動きで若手選手の獲得をし、世代交代の布石を打ちたかったところだが、叶わなかったようだ。


ロスコ・アレン選手の獲得は悪手か

今オフの動きを見ていこう。

退団選手が、マット・ジャニング選手、前田悟選手、熊谷尚也選手、マイケル・ヤングジュニア選手。

獲得選手が、野崎零也選手、ロスコ・アレン選手、飯田 遼選手、トーマス・ウィンブッシュ選手だ。

ニック・ファジーカス選手は守備のサポートが必要なため、外国籍選手のポジションをガードのマット・ジャニング選手からウィングのトーマス・ウィンブッシュ選手に変えたのは良い動き

ただ、ビッグマンのポジションでロスコ・アレン選手を獲得したのは個人的には悪手だと思った。

ロスコ・アレン選手は208cmとサイズこそあるが、本質的にはウィングの選手であり、B1のフィジカルなビッグマンとマッチアップするには分が悪い。

そのため、フロントコートの層が薄く、ジョーダン・ヒース選手の守備の負担が大きくなりそうなロースターだというのが偽らざる感想だ。


戦力補強をした中地区の各クラブ

来季の中地区は、昨季以上に群雄割拠だ

ホーキンソン選手、田中大貴選手を獲得したSR渋谷に、河村勇輝選手を引き留めた横浜、杉本天昇選手や川嶋勇人選手を加え着実に戦力アップしたFE名古屋、大野篤史HC体制2年目の三遠など昨季以上の成績を残しそうなチームが複数ある。

戦力維持、もしくは減衰している川崎がどこまで耐えうるのか。

Bリーグ開幕して以来、毎年チャンピオンシップに出場している川崎だが、もしかしたら来季初めてCS出場を逃すシーズンになるかもしれない。

入退団・再契約まとめ

新加入


再契約


退団


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