はじめに
4シーズン、島根を牽引した安藤誓哉選手の退団が発表された。
新天地は河村選手が去った後、PGを求めていた横浜ビー・コルセアーズ。
いつかは来るだろうと覚悟はしていたが、実際安藤選手が退団ということになるとやはり寂しさがある。
安藤選手は、ビュフォード選手と並びB2やB1のドアマットチームだった島根を「勝てるチーム」に引き上げてくれた功労者の一人だ。
それが安藤選手がこのチームに残してくれたレガシー(功績)。
そのレガシーを引き続きつつ、島根スサノオマジックは新しいカタチへと変わっていく。

2021-22シーズン
チーム成績 40勝15敗 CSセミファイナル敗退
A東京には2連覇を達成し、日本代表の選出経験もあるリーグ屈指のPG。
A東京時代から「良い選手だな」と思って見ていたが、まさか島根に来てくれるとは思いもしなかった。
2020-21シーズンオフ。
安藤誓哉選手は、前年リーグMVPを受賞した金丸晃輔選手とニック・ケイ選手とともに島根に移籍。
移籍初年度から高いリーダーシップとそれを裏付ける実力を見せ、前年西地区5位だったチームをCS出場するまで引き上げた。





2022-23シーズン
チーム成績 48勝12敗 CSクォーターファイナル敗退
前年オフに金丸選手が退団。
ビュフォード選手、ニック・ケイ選手とともにチームを牽引し、前年より勝ち星を8つ増やし2年連続となるCSに進出。
ニカ選手の怪我などもあり、惜しくもクォーターファイナルで敗れたリーグ屈指のチームを作ったシーズンだった。



2023-24シーズン
チーム成績 32勝28敗
安藤選手、ビュフォード選手、ニック・ケイ選手のBIG3を残し挑んだ3シーズン目。
トラビス選手、阿部諒選手の退団の影響が大きく、チーム成績が低調。
シーズン終盤に勝ち星が伸びず、3年連続CS進出とはならなかった。



2024-25シーズン
チーム成績 37勝23敗
4シーズン目。
ビュフォード選手が去り、チームのオフェンスのクリエイトを一身に負った。
2年ぶりのCS出場もチームはクォーターファイナルで敗退した。

おわりに
クラブの歴史を振り返ると、名前を挙げたいこのチームの功労者は何人もいる。
創設期にチームを指揮したジェリコ・パブリセヴィッチHC、現役日本代表PGでありながら創設期に島根に来てくれた石崎巧選手、bj時代にチームを勝たせてきたマイケル・パーカー選手。
彼らが島根スサノオマジック創業期に大きく貢献した選手であるならば、安藤誓哉選手とペリン・ビュフォード選手はクラブをB1強豪へと押し上げた中興の祖と言える選手だろう。
願わくば彼らに優勝してもらい、歴史に名を残してほしかったが、まだ島根には力が足りなかった。
しかし、安藤選手とビュフォード選手が残した土台。これをもとに、新しい島根スサノオマジックとして優勝を目指していきたい。
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