島根スサノオマジック、天皇杯を振り返る【2023-24】
9月22日(金)から24日(日)にかけて行われた島根スサノオマジックの天皇杯2次ラウンドの試合を振り返る。
vs 山形ワイヴァンズ
島根 85-78 山形
ニカ・ウィリアムス選手復帰
22日(金)に行われた山形戦。
この試合の最大の注目ポイントは、4月9日(日)の広島戦で左膝負傷をして以来、試合から離れていたウィリアムス・ニカ選手の復帰である。
ビュフォード選手とともに、チームのアキレス腱であるニカ選手が開幕前に復帰して、島根は万全の体制で開幕に挑めるようになった。
ターンオーバー多すぎィ!
BoxScoreを見てみると、ターンオーバー20という驚きのスタッツが表示されていた。
山形ではなく、島根のスタッツだと言うから驚きだ。
ビュフォード選手はこの日欠場、安藤選手も15分の出場時間に抑えられており、レギュラーシーズンではプレーメイクをしない人がプレーメイクを任された。
ターンオーバー数が最も多かったのは北川選手の4つ。
この日はディープスリーもあり、シューターとしての北川選手は良いんだけど、プレーメイカーとしてはレギュラーシーズンでは任せづらいなという感想を抱いた。
マイケル・フィンケ選手(山形)、上手すぎた
この試合、一番目立っていたのは山形のビッグマンであるマイケル・フィンケ選手だ。
208cmのビッグマンは6本もの3ポイントシュートを沈めた。
それも難しいディープスリーとか。
ポストアップも力強く、最終的にゲームハイとなる28得点(8リバウンド)をマーク。
B1クラスのビッグマンで、来オフ人気が出そうだなという印象を受けた。
vs 山口パッツファイブ
島根 97-59 山口
大橋選手出場!
SNSで議論が尽きない大橋大空選手がこの日、初出場。
個人的な印象としては、今のプレースタイルのままだとB1は厳しいかなというもの。
というのも、今のプレースタイルはパスファーストなのだ。
大橋選手、普通に上手いんだけど、どうしても165cmという身長のディスアドバンテージがあるため、これを覆すオフェンス力が欲しい。
フィニッシュ力は高いため、これを活かして、富樫選手や河村選手のようなスコアリングファーストでギャップを作れるようになると、B1での生き残る道が拓けるのではないかと感じた。
vs 群馬クレインサンダーズ
島根 70-75 群馬
2年連続で天皇杯で群馬に敗れる
ビュフォード選手、白濱選手を欠いた中で迎えた群馬戦。
良いとこまでいったんだけど、最終的に70-75で敗戦。
島根は2年連続で天皇杯で群馬に敗れる結果となった。
ただ、開幕前に強豪クラブ相手にハイインテンシティで試合できたのは、非常に大きかったと思う。
今季も島根、やっぱ強いわ。
高いディフェンス能力、リバウンド力を見せるハッサン・マーティン選手
今オフ、新加入したハッサン・マーティン選手。
天皇杯3試合のスタッツがこちらである
山形:16得点・11リバウンド・2ブロック
山口:17得点・14リバウンド・3スティール
群馬:11得点・16リバウンド・4ブロック
3試合連続でダブルダブル達成。
このリバウンド力は3ポイントを多投する島根にとって、非常にプラスの要素ですな。
リムプロテクト能力も期待通りで素晴らしい。
予想以上だったのが、ポストプレーの多彩さで、フックシュートが上手くて、これなら毎試合二桁得点計算できるわなどと考えた。
マーティン選手に足りないのは、フリースロー成功率だけやね。
これさえ改善すれば、本当に素晴らしい選手だ。
忖度ない感想ありがとうございます!!