ニカ選手のファールに対するリーグ側の処罰の問題点
ニカ選手のファール。そしてリーグ側の処罰の問題点
3月22日の大阪戦。この試合、島根のウィリアムス・ニカ選手は欠場した。
3月19日(日)の宇都宮戦、3Q残り2分51秒頃のプレーが暴行行為と認定され、1試合の出場停止と罰金5万円の懲罰処分が下ったからだ。
この度、3月19日(日)開催の2022-23 B1リーグ戦 第25節 宇都宮ブレックス vs 島根スサノオマジック戦での#28 ウィリアムス ニカ選手の行為について、Bリーグの規約・規定に則った懲罰処分が以下の通り決定されましたので、ご報告させていただきます。https://t.co/VCfxUryWmx pic.twitter.com/FIcJRXOUaP
— 島根スサノオマジック (@susanoo_m) March 22, 2023
ニカ選手のプレーにペナルティが課せられたことは妥当だと私も思う。あのプレーはスポーツマンらしくなかったからだ。
しかし、審判のジャッジとリーグ側の対応について2点問題があると感じている。
その2点というのがこちらだ。
①処罰内容が重すぎる
②ディスクォリファイングファウルを審判はジャッジできなかったのか
それぞれ見ていこう。
①処罰の内容が重すぎる
まずはこれ。懲罰の内容が重すぎる点が挙げられる。
今回のニカ選手の懲罰内容は、1試合の出場停止と罰金5万円だ。
これはディスクォリファイングファウル、もしくはアンスポ2回相当の懲罰処分である。
あのプレー、私が笛を吹くとしたらアンスポーツマンライクファウルである。
ディスクォリでは絶対吹かないだろう。
しかし、懲罰の内容から逆算するとこのプレーはディスクォリファイングファウルとして見られていたと考えられる。
1回のアンスポのペナルティは、相手チームに2投のフリースローと相手チームのスローインだからだ。
するとここに新たに問題が発生する。
②ディスクォリファイングファウルを審判はジャッジできなかったのか
もう一つの問題点。
それは、審判がディスクォリファイングファウルを吹けなかったのかという問題だ。
実は今回問題になっているニカ選手のプレーに、審判はファールのジャッジをしていないのだ。
ディスクォリファイングファウルが試合に与える影響は非常に大きい。
もしあのプレーがディスクォリファイングファウルなら、あの時点でニカ選手は退場、かつ宇都宮のフリースローとスローイングが与えられていたのである。
帰化選手ビッグマンであるニカ選手の存在は大きいため、彼がいなければ島根宇都宮の勝敗はまた変わっていた可能性が多いにある。
その重大なファールを審判が吹けなかったのならば、その審判たちは技量不足であると認めざるをえないだろう。
仮にディスクォリファイングファウルでなかったとしても、懲罰処分になるような悪質なファールを気付けなかった審判はやはり技術不足と言わざるをえない。
ニカ選手のプレーの背景
ニカ選手のプレーは確かにファールであり、スポーツマンらしくなかった。
しかし、試合を通してみれば、あのレベルのプレーはまだあった。
例えば、3Q残り1分15秒の比江島慎選手のビュフォード選手への対応はホールディングを吹くのが適切だっただろう。
他にもこのプレーがファールにならないのかというのが多かった。
つまり、審判はニカ選手のあのプレーを吹けなかったのではなく、吹かなかった。流したのである。
ファールを吹くか吹かないかの線引きは審判にあり、あの試合のファール基準は高かったのだ。
だとしたらこの処罰はおかしいことが分かるだろう。
このニカ選手の件はブースターのSNSの指摘から始まったものだと認識しているが、ファンの言動に左右されず、リーグは一貫性のある行動を取り、審判の権威性を守るべきだと私は思う。
琉球の試合の時も小野寺にパンチして1発退場くらってただろうが。
同じこと何回繰り返せば気が済むんだ?
審判の質が低いんだから権威性も何もない。
あなたみたいなスサマジファンがいるから島根はヒールになるの分からないんですか?
カッとなってしまう性格を利用してフラストレーションを溜めさせる作戦でニカを退場させることに成功した琉球。
これはお見事!って思ったよ。
同じ作戦で望んだ宇都宮。
必要以上に手を絡めたり、ユニフォームを引っ張ったり、ピック&ロールに引っ掛かりそうになると抱きついたり、いろいろやったが審判がほとんど笛を吹かず。
これで線引が出来てしまって、両チームの選手が荒れたプレイをするようになる。両チーム選手のフラストレーションが
高まる。その分かり易い1つがニカのこのプレイだ。
もっと審判が試合をコントロールしないといけない試合だった。審判が試合を壊してしまった。
ただ、
負けはしたけど、荒れた試合に持ち込んでロースコアでチャンスを伺う宇都宮の作戦は成功した訳だ。
フラストレーションを溜めさせる、これが対島根の戦い方として確立されたんじゃないかな。
これから対戦するチームは、特にニカにストレスを与えて1発退場してもらうようにすれば展開が楽になるかもしれないね。
DQは絶対無いとおっしゃってますが、琉球戦の小野寺選手にしたDQと比べた場合は、今回の高島選手に対する行為はDQ相当かなと思います。
また、他のプレイを流してるから吹かないとも言及されていますが、他のプレイはあくまでバスケットボールのプレイ中に発生しうるファウルですが、ニカ選手のそれはバスケットボールとは関係ない暴力行為に見えますので、見えていたなら吹くべきと思います。
その点で、ニカ選手の行為が審判に見えないように行われたのに、それがあとからバレて処分した事が問題なのかなと思います。
高島選手は学生ですから、ああいう事されたら大袈裟なくらいにリアクションした方が、チームのためになるということが学べたんじゃないでしょうか?小野寺選手はその点が非常に上手かった。
>審判はニカ選手のあのプレーを吹けなかったのではなく、吹かなかった。流したのである。
見ていなかった(もしくは見えなかった)だけだと思います。
>ニカ選手のプレーは確かにファールであり、スポーツマンらしくなかった。
>しかし、試合を通してみれば、あのレベルのプレーはまだあった。
>例えば、3Q残り1分15秒の比江島慎選手のビュフォード選手への対応はホールディングを吹くのが適切だっただろう。
同列に並べるのはどうかと思います。
ご自身で笛を吹くならアンスポとおっしゃってますが、比江島選手のプレーは仮にファールだったとしてアンスポ相当でしょうか?
他の方もおっしゃってますが高島選手がリアクションしなかったから見逃されただけです。
ディスクォリファイングファウル相当を1シーズンで複数回起こすのは、自身がやっていることが問題だと思っていないということかと思います。
本来であればリーグはもっと重い処分をくだすべきかと思います。