島根がクラブ初となるB1で10連勝
RECAP
クラブ初となるB1での10連勝
「風を起こそう」
今季の島根のスローガンであるこの言葉。私は最近至るところで「風が起きている!」と感じている。
まず島根の順位がそうである。40試合が終了し、西地区1位にいる今の状況は3年前までなら考えられなかった。
観客動員数もそうである。
昨晩の水曜日開催で3459人動員。
2年前までは2500人行けば今日は多いなと感じるくらいだったのに、水曜日開催で3500人弱である。
土日開催だったのかなと感じるくらいの客入りだった。
島根がB1で10連勝するというのも4~5年前では考えられなかったことだった。
試合後、島根のGMである堀健太郎氏がTwitterで以下のようにコメント。
これまでB1、そしてB2でもなかなか勝てず苦しい時代があった中、どんな時も最後まで諦めず応援してくださる方のおかげで、こうしてチーム新記録である10連勝を達成することができました🙇♂️
— Kentaro Hori (@Ken_Hori610) March 15, 2023
スサノオファミリーの皆様連勝おめでとうございます!
今日の応援最高でした!#島根スサノオマジック#一丸 https://t.co/mpk4GT4u8r
2度B2リーグを経験し、B1でリーグワースト3位となる21連敗を記録したこともある島根がB1で10連勝したのである。
ゆ、夢じゃないよな・・・?
風が起きている。最近のスサマジはそう感じずにはいられない。
ビュフォード選手の活躍が止まらない
2月に自身2度目となる月間MVPを受賞したペリン・ビュフォード選手。
ちなみに2月の月間平均は27.0得点、10.3リバウンド、7.0アシストというトンデモないスタッツを残していた。
2月のB.LEAGUE Monthly MVPが決定🏅#島根スサノオマジック #ペリンビュフォード 選手です👏
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) March 13, 2023
たくさんの応援メッセージをありがとうございました❤️🔥
喜びの受賞コメントは公式サイトから🔽https://t.co/kdr1uOAg4X@posukuma_yubin#Bリーグ #JapanPost #Bリーグ月間MVP pic.twitter.com/CsfxF9POLf
そんなビュフォード選手だが、その勢いは3月に入っても落ちる気配がない。
昨晩の試合では、14得点・16リバウンド・11アシストをマークし、2試合連続となるトリプルダブルを達成。
これでビュフォード選手のシーズントリプルダブル数は6度目となり、ジュリアン・マブンガ選手が持つシーズン7度のトリプルダブル数のリーグ記録まで残り1回まで迫っている。
昨日の試合では圧巻のウィンドミルダンクを披露。
一人プレーしているレベルが違いますな😂
まるでダンクコンテスト😱💥@susanoo_m
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) March 15, 2023
📡バスケットLIVEで生配信中https://t.co/GkKpnzPuTG#Bリーグ pic.twitter.com/UGOvATE6cU
FE名古屋が行った2-2-1ゾーンプレス
昨日の試合、印象に残ったのがFE名古屋が行った2-2-1(もしくは2-1-2)のオールコートゾーンプレスだ。
このオールコートゾーンプレスが嵌り、FE名古屋はこの時間9-0のランを作っている。
ボールマンへハイプレスするわけではなく、フロントコートまで島根がボールを運んだら2-3のゾーンプレスになるこのディフェンスの何が良いか。
それはビュフォード選手、または安藤選手からボールが離れるところである。
事実、フロントコートで一番最初にボールを持つ選手がトラビス選手やニカ選手になっており、ここからパスミスやターンオーバーが誘発された。
またFE名古屋のビッグマン3枚の2-3ゾーンは高さがあり、見応えがあった。
ゾーンプレスの弱点であるリバウンドが取れず(島根50リバウンド、FE名古屋31リバウンド)、徐々に攻略されていくのだが、ここの詰めをしっかりすればより良いディフェンスシステムになるかもしれない。
ロールプレイヤーが得点面で活躍する試合良いね
昨晩の試合はロールプレイヤーの活躍が目立った試合だった。
白濱選手の3連続得点から始まり、阿部諒選手も3ポイント3本沈め、得点面で貢献した。
谷口選手もディフェンス面で貢献し、13分間出場。
バイウィーク期間、BASKET COUNTの取材に谷口選手は以下のようにコメントしている。
「ニカがいないとペリン(ビュフォード)が出られないということは十分に理解しています。ゲームの終盤にニカが出ていないと厳しい部分もあるので、ニカのファウルがかさまないように前半からしっかりと繋いで、後半にニカがファウルをしても余裕がある状態にするのがベストだと思っています」
自身が言うように、ニカ選手のファール管理に大きく貢献した試合だった。
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