決算資料から読み解く、島根スサノオマジックの経営状況【2021-22】
今年も島根スサノオマジックの決算資料を見ていきます。
まず、言わせてください。
バンダイナムコさん、ありがとうおおおおおおおおお!!!!!
これから色々書きますが、私がこの記事で最も伝えたいことはこれです!
決算概要を見ていますが、数年前に比べて驚くほど、経営状況が良くなっています。
本当にバンダイナムコさんには感謝して頭が上がりません。
それでは、見ていきましょう。
営業利益
まず決算書のなかで一番重要な営業利益から見ていきましょう。
営業利益は、本業のビジネスが黒字が出ているか儲かっているかがわかる項目です。
昨年度の島根の営業利益は、1億2700万円の黒字。
営業利益は2年連続で黒字で、ここから本業が儲かっていることが分かります。
バンダイナムコが島根を買収するまで4年連続で赤字だったことを考えても、大手企業がバックについている大きさが表れていますね。
営業収入
次は営業収入です。
昨年度の島根は6年間で過去最高となる12億3780万円の売上高。
そしてこの売上高は、昨年度リーグ7位の数字です。
◆#Bリーグ 2021-22シーズン 売上2期比較
— +B (@plusB_baskelife) December 13, 2022
・千葉Jが史上最高額となる21.2億を計上
・琉球が増加額トップ(6.9億)で2位へ浮上
・川崎、島根、広島が新たに12億を突破
・増加率トップは西宮の150.3%
・前期比減少は大阪、京都、新潟、東京Zの4クラブのみ pic.twitter.com/uewmXr11IT
まあ大きな声で言えませんが、島根で年商10億円を超す企業は大企業です(笑)
営業収入の推移を見ても、年々増加傾向。そして、今年ついにB1リーグ平均の営業収入を島根が超しました。
まさか島根がB1平均の年商を超す日が来るとは。夢なんじゃないかこれは。
☆一昨年と昨年の営業収入の内訳比較
2020-21シーズンと2021-22シーズンの島根の売り上げの内訳を比較します。
特筆すべきはやはりスポンサー収入が大幅に増えたことでしょう。また、入場料収入と物販収入の伸びも見過ごせません。
当期純利益
次に、当期純利益。
当期純利益は、仕入先や取引先、社員への給料、銀行への利子、国に対する税金などすべてを払った後に最終的に会社に残ったお金のことを指します。
で、昨年度の島根は過去最高の当期純利益。
当期純利益は4年連続増益中であり、文句の付けようがありません。
営業費用
次に、営業費用です。
営業費用も営業収入と同様、年々上昇傾向です。昨年まではB1リーグ平均を大きく下回っていましたが、今季はほとんどリーグ平均と変わらない結果に。
営業費用の内訳を見ると、選手への人件費に大きくお金をかけていることが分かります。
トップチーム人件費6億3480万円は、A東京・千葉・広島に次ぐ4番目の高さ。
バンナムパワー恐るべし。
経常利益
最後に経常利益です。
正直、経常利益は個人的にはそこまで重視していません。
本業の儲けである営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いて計算して出す利益のことです。
ただこの経常利益も4年連続で上昇中。
経営に安定感が出てきたことは間違いなく、このことが選手たちがプレーだけに集中できる環境を作れている大きな要因になっている気がします。
最後に言わせてください。
バンダイナムコさん、本当にありがとうございます!!!
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