クロスゲームの展開の中、島根がホーム開幕戦を勝利!

クロスゲームの展開の中、島根がホーム開幕戦を勝利!

RECAP

河村選手ヤバすぎる!

リードチェンジは実に5回。

島根スサノオマジックと横浜ビー・コルセアーズの初戦は、クロスゲームになっていた。

この試合、最終的には島根が勝つのだが、最も目立った活躍をした選手は島根の選手ではなく、横浜の選手だった。

弱冠21歳のPG、河村勇輝選手である。

172cmと小柄な選手が止められない。

その図抜けたスピードは島根の選手で抑えられる選手はおらず、卓越したシュート技術と変幻自在なパスで敵を翻弄した。

最大14点ビハインドの状況を瞬く間に追いつかせるなど、この試合に与えたインパクトは非常に大きかった。

リーグには富樫勇樹選手を筆頭に、安藤誓哉選手(島根)、ベンドラメ礼生選手(SR渋谷)、斎藤拓実選手(名古屋D)といったトップランカーのPGたちがいる。

が、河村勇輝選手はもうすでにこのトップランカーたちと同じ実力があると感じている。

ここまでの3試合の河村選手の成績は以下の通り。

10/1 広島 15得点・7アシスト・5スティール

10/2 広島 15得点・13アシスト・5リバウンド

10/8 島根 16得点・12アシスト

今季ベスト5、アシスト王とか受賞してもなんらおかしくない。河村選手がリーグトップガードと呼ばれる日もそう遠くないかもしれない。


もがくキャプテン

「2年目あたりの『これから積み上げていこう』という段階は、相手も研究してくるし、どのチームもキツかったシーズンになったと思うんです。」

これは今シーズンが始まる前、バスケット・カウントの取材に対して、安藤誓哉選手(島根)が答えた言葉である。

安藤誓哉選手と言えば、昨季のベスト5、そして昨季日本人最高(帰化選手をのぞく)の平均15.7得点をマークした選手である。

その選手が今季ここまで苦しんでいる

成績を見ていこう。シュート効率、得点が伸び悩んでいることがよく分かる。

10/1 新潟 13得点・7アシスト・FG%:35.7%

10/2 新潟 8得点・7アシスト・FG%:33.3%

10/8 横浜 10得点・4アシスト・FG%:33.3%


昨季のベスト5が相手から厳しいマークを受けるのは当然だ。チームの帰化ビッグマン、ニカ選手が欠場しているのも少なからず影響しているだろう。

島根は早くもチームの真価が試される正念場に立っている。

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