前試合に続き、接戦となった宇都宮戦。島根は終盤ファールトラブルに泣き、2連敗
RECAP
ファールトラブルで泣いた島根
3月7日(日)、前日激闘の末、敗戦した島根は同じく宇都宮ブレックスとホーム松江で対戦した。
この日は外国籍選手だけでなく、杉浦佑成選手や白濱僚佑選手、山下泰弘選手ら日本人選手も得点面で貢献。
2Q終了時、45-37と8点リードで折り返した。
3Q途中から、ウィリアムス・ニカ選手がファールトラブルに陥り、ペイントエリアの均衡が崩れると、宇都宮が点差を詰めていった。
最終的に島根はニカ選手とトラビス選手がファールアウトで退場し、最終的に73-77で敗戦した。
島根はエースのデモン・ブルックス選手の欠場で、ファールマネジメントが出来なかったのが響いた形となった。
次戦は3月17日(水)、ホーム松江で西地区2位のシーホース三河と対戦する。
効果的だった宇都宮のブリッツ
この試合、島根は17ものターンオーバーを記録した。
島根のターンオーバーがこれほど多くなった理由の一つに、宇都宮の「ブリッツ」というディフェンスが秀逸だったからという理由がある。
ブリッツ(Blitz)とは、英語で「急襲」という意味である。
ブリッツがどのようなディフェンスかというと、ボールスクリーンなどの場面でボールマンに対してダブルチームを行くディフェンス手法である。
下の場面でも、宇都宮はブリッツを行っている。
トラビス選手をマークしていたロシター選手がショウディフェンスから戻らず、そのままビュフォード選手をマーク。
結果、この場面でターンオーバーになっている。
主に宇都宮はビュフォード選手に対するボールスクリーン時にブリッツを行っていましたな。
平均失点No.1のチームにふさわしい強度の高いディフェンスでした。
ゲームスタッツ
Today`s MVP:リード・トラビス選手
本日のMVPはリード・トラビス選手。
この試合、トラビス選手は3ポイントシュート2本を含む17得点・9リバウンドをマーク。
トラビス選手は前試合に続きゲームハイとなる得点を記録した。
宇都宮には、ジョシュ・スコット選手とライアン・ロシター選手というリーグ屈指のツインタワーを擁しているチームである。
その相手に対し、トラビス選手は攻守両面で躍動。
残念ながらチームを勝利に導くことはできなかったが、この試合「最も価値のある選手は誰か」と問われれば、私はトラビス選手を推したい。
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