島根スサノオマジックが、三遠との激戦を落とす
試合レビュー
目の前に見えていたホーム初勝利に、あと一歩の所で届かず
島根三遠戦は、両者互角のチーム同士の対決となった。
試合は1Qから、島根と三遠が交互にリードする展開となり、クロスゲームになっていった。
4Qに三遠はサーディ・ラベナ選手を中心に得点を積み重ね、点差を一時10点に広げたが、島根はそこから点差を詰めていき、残り20秒を切ってデモン・ブルックス選手のフリースローで逆転。
しかし、残り3.6秒で三遠の川嶋勇人選手がフリースローをもらうと、それを2本とも沈め、三遠が再逆転。
最終的に、83-82で三遠が島根に勝利した。三遠はこれで2連勝。
島根はホーム4戦目にして、またしても初勝利がお預けとなった。
ホームデビュー戦で12得点をマークした杉浦佑成選手
この日がホームデビュー戦となった杉浦佑成選手。
島根ブースターが待ちに待った試合だった。その試合で、杉浦選手は3ポイントシュート3本成功を含む12得点・8リバウンド・4アシストをマーク。
三遠期待のサーディ・ラベナ選手とのマッチアップは激熱でしたな。
チームの中心選手として十分以上の活躍をしている杉浦選手だが、あえて課題を挙げるなら、ヘルプポジション時のディフェンスとオフェンス時のドライブか。
攻守で成長し、日本代表になってほしい選手である。
鈴木HCが退任し、河合竜児ACがHC代行として指揮を執る初めての試合
今節は鈴木裕紀HCが退任し、河合竜児ACがHC代行として指揮を執る初めてのカードとなった。
チームとしては仕切り直しの試合として是が非でも勝ちたい試合だったはずである。
ディフェンスからの速攻というチームのテーマは変わっていないものの、諸処の戦術では今まで見られなかったものが見られた試合となった。
例に挙げると、オールコートプレスからのゾーンディフェンスだったり、スタッガードスクリーンを用いたセットオフェンスなどの戦術である。
河合HC代行が、今後どういう風に自分の色を出していくのか注目したい。
Today`s MVP サーディ・ラベナ選手
本日のMVPは、サーディ・ラベナ選手。
シーソーゲームの展開の中、4Qにチームトップとなる8得点をマークし、チームに勝利を大きく引き寄せた。
ラベナ選手は、フィリピン出身の23歳。
昨シーズンのフィリピン大学No.1プレイヤーと評された片鱗を島根ブースターの前で見せつけた。
フィジカル・身体能力ともに高く、ボールハンドラーとしても優秀なラベナ選手の活躍は今後も目が離せない。
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