スタッガードスクリーンとは何か
今回紹介するのは、「スタッガードスクリーン」と呼ばれるスクリーンプレーです。
スタッガードスクリーンは、1人の選手に対して、複数のスクリーンを異なる位置で連続してセットするスクリーンプレーです。
2つのスクリーンが連続して並んでいるため、ディフェンダーは対応が難しく、成功するとディフェンダーと大きく引き離すことができます。
実際に画像で見てみましょう。
右下の今村選手がスタッガードスクリーンを使う選手です。
まずクーリー選手がファーストスクリーンになり、今村選手のディフェンダーである杉浦選手を足止めします。
ファーストスクリーンに対し、杉浦選手はアンダー(スクリーンの下を通ること)で対応。
オフェンス側は、エバンス選手がセカンドスクリーンとして準備します。
セカンドスクリーンに対しても、アンダーでいった杉浦選手。
今村選手と杉浦選手との間は、大きく引き離されてしまいました。
このように複数のスクリーンを異なる位置で連続してセットするスクリーンプレーのことを、スタッガードスクリーンと呼ぶのです。
スタッガードスクリーンのバリエーション
最期にスタッガードスクリーンのバリエーションをひとつ紹介して終わろうと思います。
下の画像を見てください。
ゴール下にいる満原選手がファーストスクリーン、右コーナー(奥)にいる今村選手がセカンドスクリーンです。
スタッガードスクリーンと見せかけて、ここからセカンドスクリーンの今村選手がポップアウトします。
スタッガードスクリーンの正規のプレーが表だとしたら、このような裏のプレーもあります。
ポップアウトだけでなく、スクリーナーがダイブ(ゴール下に飛び込む)するプレーもあり、バリエーションが豊富なところもこのスクリーンセットの良い点です。
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