先発と中継ぎの肩はトレードオフ
経済学に「トレードオフ」という言葉がある。
これは、何かを達成するために別の何かを犠牲にしなければならない関係のことを指している。
プロ野球にもトレードオフの関係をもつものがある。
そのひとつが、先発と中継ぎの肩だ。
先発が長い回を投げると先発の肩に負担がかかり、先発が短い回で降りると中継ぎの肩に負担がかかる。
いずれにせよどちらかに負担がかかる形になる。
この形は批判したい人にとっては、「最強のカード」だ。
先発が長い回を投げると酷使だと言って批判でき、先発が短い回しか投げないと中継ぎ酷使だと騒ぎ立てる。
非常に使い勝手が良いだろう。
しかし、先発と中継ぎの肩はトレードオフなのである。
両方を守ることは難しく、どちらかを守ればどちらかを失う関係性なのだ。
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