龍頭が滝へ行ってきた【島根県】

龍頭が滝へ行ってきた【島根県】

島根県雲南市にある龍頭が滝(りゅうずがたき)へ行ってきました。

すごく田舎にあって、公共交通機関がおそらくないので、車で行かれることをおすすめします。

駐車場から龍頭が滝へ向かって徒歩5分くらいのところには、大きな杉の並木道がありました。

余談ですが、杉って裸子植物なんです。

コケ植物やシダ植物が成しえなかった乾燥地帯へ進出を果たした最初の植物こそ、裸子植物であり、歴史が長い植物です。

だから分からないですが、こういう大きな杉を見るとロマンを感じます。

杉並木を通り抜けると、滝が見えてきました。龍頭が滝です。

中国地方随一の名瀑と呼ばれ、約40mの高さから落ちる水の様子はさながら龍のようです。

源頼朝の名馬「池月」の伝説

この龍頭が滝には、源頼朝の名馬「池月」の伝説があります。

その昔、滝の下流に立てられた農家に、一頭の子馬が生まれました。命がけで産んだ母馬は、病をわずらい、まもなく死んでしまいました。

母馬を失った子馬は悲しみのあまり泣き続けました。

ある日、子馬が滝壺をのぞくとそこには母馬の姿がありました。

水面に移った自分の姿とも知らず子馬は追い続け、それが子馬の泳ぎをすこぶる上達させました。

やがて成長した子馬は牛馬市へ連れていかれることになりました。

子馬は牛馬市に連れていかれる途中にあった江の川を前に、ひと声嘶くと、雪解けで水嵩が増していた川へ飛び込み、対岸へ泳ぎ切りました。

この馬こそ、源頼朝の秘蔵名馬「池月」

木曽義仲と源範頼・源義経が争った宇治川の戦いで、先陣を切った佐々木高綱が源頼朝から賜った名馬「池月」でした。

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