英語構文の理解に最適な参考書。『英語リーディング教本』のすすめ
どうも、こんにちは。ひさもとです。
今回は大学受験で使える、英語構文を身に付けるための最高の一冊をご紹介します。
その名も『英語リーディング教本 (薬袋善郎 研究社 2000年)』です。
この本のおかげで、私は早稲田大学に合格できたといっても過言ではありません。
同じくこの本を使って受験勉強をしていた大学の友人が
「この本で勉強していない人はどうやって英語を理解しているのか分からない」
と語っていました。私も全く同じ意見です。
この本で勉強する前と後で、コペルニクス的転回が起こります。本当です!凄すぎて、高校時代は友達にも教えなかったくらいです。
唯一この本を紹介した後輩は、慶應大学に合格しました。
英語構文が理解できていなかった私
『英語リーディング教本』で勉強する前の私は、英語構文というのがそもそも理解できていませんでした。
文法問題をゴリゴリ解き、英語の教科書を音読して、文法の例文を暗記するという勉強をしていました。
中学校からこのスタイルで勉強していたため、それ以外の方法を知りませんでした。
そのため英語の文章を読んでいても、構造が分かりやすい文は理解できても、ちょっと難しい文章だともうちんぷんかんぷんの状態でした。
勉強しても勉強しても、テストの点数が上がらない苦しい状況で、当時はまさに暗中模索でした。
今なら、当時の私は意味上の主語や名詞節や形容詞節、副詞節などの従属節についての理解が足りていなかったなということが分かります。
下の文章を見てください。
It is difficult for me to understand English.(私にとって英語を理解することは難しい)
当時の私は、この有名な <It is+ 形容詞+for+人+to不定詞… .> の文章で、for me が意味上の主語ということは理解していました。
文法問題でくさるほど見ますからね。
しかし、
He objected to Mr. Tanaka(‘s) joining our party. (彼は田中さんが私たちのパーティーに参加することを反対しました)
この文を見た時、「英語リーディング教本」を読む前の私は、動名詞 joiningの前に何故Mr.Tanakaがあるのか分かっていませんでした。
joiningの前に何故Mr.Tanakaがあるのか分からない方、実は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
このMr.Tanakaは、joiningの意味上の主語なのです
当時の私は、動名詞や過去分詞形、不定詞のような準動詞には、必ず意味上の主語があることを知らなかったのです。
従属節でも同様です。下の例文を見てください。
Judging from what I hear going on around me, youngsters still do the same thing.(私の周囲で起こっているのを耳にすることから判断すると、若者たちは今でもまだ同じことするようだ)
これは中々難しい文章ですね。
当時の私は、what節がなぜfromの後ろに置けるのか分かっていませんでした。
高2の私なら、「fromの後ろにwhatっておかしいやろ!!詐欺や!詐欺!」とキレていたでしょう(笑)。
でも『英語リーディング教本』で勉強した今なら分かります。
このwhat節は名詞節として使われており、前置詞fromの目的語なんですね。
『英語リーディング教本』を使って勉強したあとは、英文がほんとに構造的に読めるようになります。
正直、受験において他の受験生と比べて大きなアドバンテージを手に入れることが出来ます。
こっそり使って、他の受験生と差をつけましょう(笑)
『英語リーディング教本』の勉強法
ただし、完璧に見える『英語リーディング教本』にも弱点があります。それは、この本が難しすぎることです。
書いてある内容ははっきり言って難しいです。
ですが、全部読む必要はありません。大事なところはP.140~P.180の40PとP.289~P.291の3Pにすべて書いてあります。
これを暗記するだけです。
これを暗記するだけで、早稲田大学でも通用する英語力が手に入ります。受験において大きなアドバンテージを手に入れることが出来るわけです。
大事なことなので繰り返します。
P.140~P.180の40PとP.289~P.291の3Pを暗記すれば、あなたは英文を見ただけで構造が理解できるようになり、すらすら読めるようになります。
これはもうやるしかないです!
ボキャブラリーの重要性
私は高校2年生の夏くらいに『英語リーディング教本』を暗記し終えました。
しかし、実を言うとその後も偏差値60くらい(進研模試)をうろうろしていました。
今になって思うのですが、当時は語彙力が圧倒的に不足してたんですよね。
と言うのも高校3年の夏まで、私は『合格英単語600( 受験情報研究会 ごま書房新社 )』という600単語しか覚えていなかったのです。
この本は英語を勉強するビキナーの導入本としてはいいのですが、早慶を目指す人にとってボキャブラリーが少なかったんです。
高3の夏から『システム英単語 (刀祢 雅彦 駿台文庫 2011年)』で足りないボキャブラリーで語彙を増やすようにしました。
語彙力が増えてから、ようやく英語の成績が伸び始めるようになりました。
ですので、『英語リーディング教本』で英語構文を理解するのと同時に、ボキャブラリーを増やす勉強をするとグッドだと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あなたの英語力が伸びることを祈ってます。
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