三原市民球場へ行ってきました~!カープとオリックスの二軍戦。まず人が多かったです。公表では5150人の観客動員数だったらしいですが、多分もっといました。バックネット、一塁・三塁の内野席は満員御礼で、外野席も埋まっていたので1万5000人くらいはいたんじゃないかな。
先発したケムナブラッド誠投手は
今日の先発はケムナブラッド誠投手でした。ケムナ投手は2017年のドラフト3位で指名され、今年はここまで二軍で14試合登板し、2勝3敗、防御率4.37(7月28日時点)の成績です。大卒ということを考えると、そろそろ一軍で活躍してほしい頃ではありますね。
しかし今日は4回を投げ、自責点3、奪三振5、四球4という投球結果で、一軍はまだまだ遠いなという内容でした。
日本文理大時代もそうだったのですが、ケムナ投手のストレートは抜群に良いんですよね。角度と球に威力があって、ストレートをオリックス打線にクリーンヒットにされた場面はあまりなかったです。
問題は変化球で、変化球がまずストライクゾーンに入らないんですよね!カーブは一球もストライクゾーンに入らなかったんじゃないかな。4,5球に1球、スライダーかフォークか縦変化の球がめちゃくちゃ良い感じに決まるのですが、再現性が低いです。一軍では武器にならないと思いました。
ストレートが良いだけに勿体ないなと感じますが、まだまだ改善すべきことがありますね。ちなみにケムナ投手はリリーフ向きだと思います。大学時代もオープナーのような、ショートスターターをやっていましたし、あまりゲームメイクが上手い投手だと思ったことがないです。
存在感を発揮した大盛穂選手
今日一番、印象に残った選手が大盛穂外野手です。大盛選手は2018年育成ドラフト1位の選手ながら、ここまで二軍で打率.269 1本塁打 13盗塁 の成績(7月28日現在)を残しています。
この日も三塁打1本、二塁打1本の2つの長打を放っていました。
大盛選手のバッティングの良いところは、まず構えの時点で肩甲骨周りの筋肉を緊張させすぎていないことですね。肩甲骨周りがリラックスしていると、腕との連動性が高い気がするんですよね。(すみません勉強中です)
またトップに入るまでにヒッチと言って、脚と手の動きを逆に動かす動作を取り入れています。具体的にヒッチの動作を説明すると、脚を上げると同時に腕を下げ、着地すると同時に腕を上げる動作のことです。このヒッチを取り入れると、「割れ」と言って骨盤(へそ)と上肢帯(むね)の捻転差(ズレ)が作りやすくなるんです。
意味分からないですよね。分からん~って言う方は、「肩が開かない」って表現だとどうでしょうか?野球の解説を聞いてるとよく耳にする表現ですよね。「割れ」っていうのは「肩が開かない」という動作と同じことを言っています。
とにかく、大盛選手は良いメカニクスで打ってるってことだけを強調したいです。当てに行くバッティングをするかと想像していたのですが、スイングも思ってたより力強くて良かったです。
守備範囲も広く、脚もある選手なので、身体を作っていけば一軍が見えてくると思いました。
カープは2017年にドラフト4位で永井選手を、2018年に6位で正随選手を外野手として指名しましたが、一番一軍に近い外野手は大盛選手だと思いました。
スイングに力強さが欲しい羽月隆太郎選手
2018年ドラフト7位の羽月選手は、5打数2安打でした。うち一つは見事なバントヒットでした。ただ、内野の頭を超える打球というのがなかったのは、今後の課題でしょうね。大盛選手と比べると、やはりスイングが弱いなと感じました。
バントは上手いわ、流し打ちは出来るわ、脚は速いわと器用な選手なのは分かります。ですが、それで終わってほしくないんですよね。バットコントロールの高い選手なので、今度はプルヒッティングで強い打球を意識してほしいです。
目標は高く田中広輔を目指して、上本崇の役目は上本だけで十分です。
好投した長井良太選手
2013年と並び、黄金ドラフトと名高い2016年のカープドラフトの6位指名選手である長井良太選手。高卒3年目ながら、一軍登板経験もあります。Max154を超えるストレートが売りの投手ですが、今日のMaxは143km/h。今年は登板数も少ないので、どこか怪我をしていたのかな?(憶測です)
ただストレートは低めに集まっていましたし、スライダーも実践的だったので、個人的な評価としてはケムナ投手よりも高かったですね。
一軍でもっと見たかった塹江投手
まあ打たれないわなと。塹江投手、もっと一軍で見たかったなあ。チャンスを与えてほしかったです。
ホームランを打ったサンタナ選手
期待のドミニカンのサンタナ選手。今日はショートストップを守っていました。踵重心で外角打てるのかなって思っていたら、外角のストレートをスタンドまで持っていきました。トップの作り方は割れが作れてて好きですね。
コメントを残す