島根が名古屋Dと対戦。72-88で敗戦
RECAP
3月31日(水)、島根スサノオマジックはホーム松江で西地区4位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下:名古屋D)と対戦した。
名古屋Dは、リーグ屈指のPGである斎藤拓実選手を始め、層の厚いバックコート陣と強力なインサイド陣を揃える内外ともに非常に選手層が充実したチームである。
1Q。名古屋Dは、その斎藤拓実選手のドライブからのキックアウトでオフェンスを展開。
島根は名古屋Dに3-16という大きなランを許してしまう。
それでも、ビュフォード選手とニカ選手を中心としたセカンドユニットで点差を縮めていくと、4Qに逆転。
しかし、4Q名古屋Dに0-17のランを作られ、最終的に72-88で敗戦した。
クラブ初の20勝はお預けとなった。
島根は次戦、4月2日(金)ホーム松江で東地区4位の富山グラウジーズと対戦する。
スタッツで比較する島根名古屋D戦
スタッツで比較する島根名古屋D戦。
リバウンド、アシスト、FG%、3ポイント成功率、フリースロー成功率と主要なスタッツは、名古屋Dに軍配が上がった。
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実はこの試合、シュート(FG試投数)を打った本数自体は、島根の方が名古屋Dを上回っている(島根:72本、名古屋D:60本)。
それでも名古屋Dが10点以上のリードを付けて勝っているのは、やはり名古屋Dがオープンな状態でシュートを打っているため、高確率にシュートが決まったからだろう。
島根は逆に、自らドライブをしながらシュートを打つプルアップジャンパーなどタフなシュートを選択していたことが多かった。
名古屋Dがオープンな状態でのシュートチャンスを作れたのは、斎藤拓実選手とジャスティン・バーレル選手というディフェンスを収縮させられる”引力”を持った2人の選手がいたからである。
そして、アウトサイドには安藤周人選手やレオ・ライオンズ選手、ジェフ・エアーズ選手など高確率で3ポイントシュートを決められる選手を配置。
シンプルだが、シンプルな故にこの2つのオフェンスは止めずらく、改めて名古屋Dは良いチームだなと思い知らされた。
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島根名古屋D戦から学ぶバスケ戦術:シール
島根名古屋D戦から学ぶバスケ戦術。今回は、名古屋Dが行った「シール(seal)」である。
“seal”とは「封をする(ふさぐ)」という意味の英語である。
バスケットボールでは、ポストのプレイヤーが面取り(クリアアウト)を行い、ボールマンのドライブのスペースを確保することを「シール」と言う。
実際にその場面を見てみよう。
名古屋Dの笹山選手とジェフ・エアーズ選手のPnR(ピック&ロール)から始まったこのプレー。
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エアーズ選手はポストにダイブした後、シール(面取り)を行い、笹山選手のドライブスペースを確保している。
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シールをされたため、ゴール下にいたニカ選手は結局ブロックが出来なかった。
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実際シールはかなり強力なプレーであり、私自身も好きな戦術の一つである。
Today`s MVP : 齋藤 拓実
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この日のMVPは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの斎藤拓実選手。
リーグを代表するPGは、この日11得点・2アシストをマークした。
斎藤選手は、シュート、ドリブル、パス、バスケIQと、PGに必要な要素を兼ね備えている所が良いですな。
持ち前のスピードとハンドリング力を活かした斎藤選手のドライブに、島根は最後まで手を焼いた。
Photo Garary
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15得点・10リバウンドのダブルダブルを達成したウィリアムス・ニカ選手。
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杉浦佑成選手。
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日本代表候補にも選ばれている安藤周人選手。
この日は3ポイントシュート2本を含む12得点・3アシストをマーク。
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