ゴードン・ヘイワード選手の獲得に動いたペイサーズ【オフシーズンこぼれ話】

ゴードン・ヘイワード選手の獲得に動いたペイサーズ

11月22日(日)、ゴードン・ヘイワード選手はシャーロット・ホーネッツと4年1億2,000万ドル(約124億円)の大型契約で合意した。

ヘイワード選手は昨シーズンまで3年間、ボストン・セルティックスでプレー。

昨シーズンは、テイタム選手、ケンバ・ウォーカー選手、ブラウン選手に次ぐオフェンスの第4オプションとして52試合に出場し、平均17.5得点・6.7リバウンドをマークした。

そんなヘイワード選手が、今オフプレイヤーオプションを破棄して完全FAとなった。

ヘイワード選手がFAになってからホーネッツと契約を結ぶまでに、こんな話がある。

東の強豪インディアナ・ペイサーズが、ゴードン・ヘイワード選手獲得に動き、ヘイワード選手自身もセルティックスに対し、ペイサーズへ行きたいと語っていたのだ。

地元インディアナポリス出身のスターであるヘイワード選手をペイサーズが獲得するには、セルティックスとペイサーズとの間でサイン&トレードを結ぶしかない。

結局このトレードはまとまらず、ホーネッツのオーナーであるマイケル・ジョーダン選手がヘイワード選手に直接ラブコールをして、ヘイワード選手はホーネッツと契約を結ぶことになる。

ペイサーズのケビン・プリチャード球団社長は、「私たちができる最大限のことを行った」とヘイワード選手のトレードの話があったことを認めている。

NBAの情報筋によると、セルティックスのダニー・エインジ球団社長は、ヘイワード選手とのトレードで、マイルズ・ターナー選手に加えて、ビクター・オラディポ選手TJ.ウォーレン選手を要求した。

オラディポ選手は2度のオールスター出場経験があるチームのエース。TJ.ウォーレン選手は昨シーズンのチームの得点王である。

さすがにこの要求は呑めないと、プリチャード球団社長は一蹴し、トレードの話は破綻した

ペイサーズのプリチャード球団社長は、今回の件について以下のように語っている。

「今回、ヘイワード選手獲得に動きましたが、上手くいきませんでした。チームを向上させる選手をチームに加えられるなら、獲得に動くでしょう。」

「私たちは失敗を恐れません。しかし、ヘイワード選手自身がペイサーズに来たがっていたので、今回(トレードができなかったの)は少し痛かったです。」

「もしこのトレードが成立していたならば、私たちは多大な代償を払っていたでしょうが、それでも特別なスター選手の獲得しようとしました」

結果的に大きくロースターを変えなかったペイサーズが、来シーズンどのような成績を残すのか注目だ。

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