WARで振り返る2016年ドラフト
今回は、WARで2016年ドラフトを振り返っていこうと思います。
まずWARとは何かの話をしたいと思います。
WARはセイバーメトリクスの指標の一つで、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標です。
ちなみに1シーズンのWARの評価基準はこんな感じです。


今回は、2017年~2020年の4年間のWARの合計をまとめています。
まだ4シーズンしか経っていないので、今後これらの数字もどんどん変わっていくと思いますが、とりあえず現時点での2016年ドラフトの選手がどのくらいチームに貢献しているのか見ていきましょう!
球団編
まずは2016年ドラフトを球団単位で見ていきます。
下の表が、2016年ドラフトの2017年~2020年までの合計WARになっています。
| 球団 | 合計WAR | 
|---|---|
| オリックス | 31.5 | 
| 西武 | 28.9 | 
| 中日 | 20.1 | 
| 阪神 | 15.9 | 
| 巨人 | 13.3 | 
| 楽天 | 12.2 | 
| DeNA | 11.3 | 
| ロッテ | 8.2 | 
| 広島 | 5.6 | 
| ヤクルト | 2.7 | 
| 日ハム | 2.7 | 
| ソフトバンク | -0.5 | 
1位はオリックスで合計WARが31.5。2位は西武で合計WAR28.9です。
この数値は凄いですね!
オリックス、西武は現時点でも大当たりドラフトと言っても良いでしょう。
3位は中日で20.1、4位は阪神で15.9、5位は巨人で13.3です。
この3チームに、楽天とDeNAを合わせた5球団も当たりドラフトだったと言って良いでしょう。
今後は最下位を見てみましょう。
現時点の最下位はソフトバンクで合計WAR-0.5、ブービーは日ハムとヤクルトで2.7です。
この3球団は現状、2016年ドラフトで指名した選手がほとんど活躍できていないと判断しても仕方がないです。
2016年ドラフトの負け組と言えますね。
選手編
今度は選手編です。
まだ4シーズンしか経っていないので、どうしても社会人・大学の選手が多くなっています。
高校からプロに入ってきた選手はこれからですね。以下の表が、現時点で2016年ドラフトの通算WARトップ10です。
| 順位 | 名前 | ポジション | 通算WAR | カテゴリー | 球団 | 
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 源田壮亮 | 遊撃手 | 21.8 | 社会人 | 西武 | 
| 2位 | 山岡泰輔 | 投手 | 12.8 | 社会人 | オリックス | 
| 3位 | 山本由伸 | 投手 | 12.3 | 高校 | オリックス | 
| 4位 | 京田陽太 | 遊撃手 | 9.3 | 大学 | 中日 | 
| 5位 | 浜口遥大 | 投手 | 8.0 | 大学 | DeNA | 
| 6位 | 大山悠輔 | 三塁手 | 7.1 | 大学 | 阪神 | 
| 7位 | 柳裕也 | 投手 | 7.0 | 大学 | 中日 | 
| 8位 | 平井克典 | 投手 | 5.3 | 社会人 | 西武 | 
| 9位 | 吉川尚輝 | 遊撃手 | 5.3 | 大学 | 巨人 | 
| 10位 | 高梨雄平 | 投手 | 5.1 | 社会人 | 楽天 | 
1位は西武のショートストップ、源田壮亮選手で全体WAR21.8です。断トツの数字ですね。
2位はオリックスのスターター、山岡泰輔選手でWAR12.8です。3位はオリックスのエースである山本由伸選手がWAR12.3でランクインしています。
高卒出身の山本選手がどこまでWARが伸びるのか楽しみです。
次のページから、各球団別のWARをまとめています。










 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							