広島カープが長野久義選手を獲得!外野手を補強し、層を厚くする狙いか

FAで巨人へ移籍した丸佳浩選手の人的補償の選手が発表されましたね。正直、ビックリしました。

長野久義選手。昨年も巨人のレギュラーとしてプレーされていましたね。2018年の成績は、116試合426打席に立ち、打率.290、本塁打13、OPSは.792。

想像していた人的補償の選手より上のランクの選手で、長野選手には申し訳ないですがカープファンの私としてはとても嬉しいです。(以下の記事は、スポーツニッポンから引用)

広島は7日、丸のFA移籍に伴う巨人からの人的補償に長野久義外野手(34)を選択したことを発表した。

松田元オーナーは、「4連覇、日本一を考えたときに、育成で間に合っていない部分を現実的に考えた」とし、鈴木清明球団本部長は、「リストの中で一番いい選手。あと数年輝いてくれるだろう」と説明した。

スポーツニッポン『広島 長野を選択した理由は…4連覇に向け「育成で間に合っていない部分を現実的に考えた」』

長野選手の獲得は選手起用の幅の広がりをもたらしてくれると思います。2019年のカープの外野手候補の直近4年間のwRC+(Weighted Runs Created Plus)の数値を比較しましょう。

wRC+とは打席あたりの得点創出の多さを平均的な打者を100とした場合のパーセンテージで評価する指標のことです。wRC+が130であればリーグの平均的な打者の1.3倍の効率で得点を生産する打者であるといえます。

それでは、今年の外野手候補6人(鈴木誠也・野間峻祥・西川龍馬・松山竜平・バティスタ・長野久義)の直近4年間のwRC+(図1)を見てみましょう。

巨人へ移籍した丸佳浩選手の昨年のwRC+は188。つまりリーグの平均的な打者の約1.8培の効率で得点を生み出していた選手と言えます。流石にこの穴は簡単には埋まらないでしょう。

しかし、今年の外野手候補6人の2018年のwRC+は全員が100以上あります。これは言い換えると、リーグの平均的な打力を持つ選手が6人いることになります。長野選手が加わることで、丸選手が抜けて薄くなっていた外野の選手層に厚みが出るようになりました。

また野間選手は2016年、2017年とwRC+が平均より大きく下回っており、2018年がフロックだった可能性も否定できません(もちろん野間選手にはレギュラーとしてやって欲しいと期待しております)。西川選手も外野で出場したことはなく、どの程度外野が守れるか不安材料がありました。

長野選手の加入はそういう不安材料をカバーできるという点でふさわしい補強だったと感じています。2019年シーズンが俄然楽しみになってきました!

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